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- 初期段階は年産能力450万台
- 最終的には1610万台まで増強
- 一部の部品はベトナム産を使用
電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group=鴻海)子会社のフーカン・テクノロジー(FuKang Technology)は近く、東北部地方バクザン省クアンチャウ工業団地内の工場で米アップル社(Apple)のタブレット端末「iPad」とノート型パソコン「MacBook」の生産を開始する。
フーカン・テクノロジーは、「iPad」と「MacBook」の生産開始に向けた準備の一環として、アップルの要求に応じて同工場に排ガス処理システムを新たに設置。現在はこれら新項目に関する環境許可を待っている段階。
同工場で生産するタブレット端末・ノート型パソコンの年産台数は初期段階で450万台となっているが、最終的には1610万台まで引き上げる予定。
生産に用いられる材料・部品は、中国、タイ、韓国、シンガポール、メキシコ、日本、フィリピン、米国、台湾、マレーシアから輸入。フロントレンズ、ネジ、ダイオードはベトナム産を使用する。
なお、フォックスコンはベトナムの5省・市で生産拠点を展開しており、計8万人の従業員を雇用。投資総額は合わせて約40億USD(約5800億円)に上る。