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- ASEAN、今後5年間で特に飛躍的な成長
- ベトナム、輸出市場シェアを大きく拡大
- ASEAN主要6か国の経済規模8倍に
香港上海銀行(HSBC)によると、東南アジア諸国連合(ASEAN)は今後5年間で特に飛躍的な成長を遂げる主要経済圏となり、中でもベトナムは世界の輸出市場シェアを最も大きく拡大する主要国になると予想されている。
生産と輸出の2つが、ASEANの経済発展を推進する主な原動力となっている。1992年以来、ASEANが域内の貿易障壁を継続的に取り除いてきたことにより、同地域はほぼ国境のない市場となり、生産と貿易の魅力的な拠点となっている。
ASEAN主要6か国の経済規模は1992年の4730億USD(約73兆円)から8倍の3兆6300億USD(約560兆円)にまで膨らんでおり、世界の経済規模に占める割合も1992年の1.9%から2023年には3.5%へと拡大した。
ASEANの輸出市場シェアは中国ほど大きく伸びていないが、同地域は中国にシェアを奪われていない、世界でも数少ない経済圏となっている。ASEAN諸国の中で、特にベトナムは世界の輸出市場シェアを最も大きく拡大しつつある。
なお、国際通貨基金(IMF)によると、ASEANの経済規模は今後5年間で年平均+4.7%伸びると見込まれている。