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- 中国~ハノイの陸上輸送ルートが14日開通
- 所要日数が従来ルートと比べて1日短縮
- 車両1台当たりコストも最大2万円の削減
中国南部~ハノイ市間の国際陸上輸送ルートが14日に開通した。輸送効率の向上により、両国間のさらなる貿易促進につながるものと期待される。今回開通した国際陸上輸送ルートは以下の通り。
◇広西省南寧市~ハノイ市間:全長400km、所要日数2日。友誼関国境検問所(広西省)・フウギ国境検問所(東北部地方ランソン省)を経由し、ベトナムでは、同ランソン省、同バクザン省、北部紅河デルタ地方バクニン省を通過し、ハノイ市に至る。
◇雲南省昆明市~ハノイ市間:全長700km、所要日数2日。河口国境検問所(雲南省)・ラオカイ国境検問所(西北部地方ラオカイ省)を経由し、ベトナムでは、ラオカイ省、同イエンバイ省、東北部地方フート省を通過し、ハノイ市に至る。
14日に、中国の南寧市と昆明市で出発式が同時開催された後、電子部品や生鮮野菜などを載せた各車両が、それぞれハノイ市に向けて出発した。
ルート2本は、国際輸送の円滑化に向けた大メコン圏(GMS)による越境交通協定(CBTA)の一環として開設されたもの。同ルートを利用した場合、1回の輸送にかかる所要日数が従来に比べて1日短縮され、車両1台当たりのコストも同▲290万~360万VND(約1万6200~2万円)削減できるという。