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- 2007~2012年の6か所から69か所に増加
- 物流センターの規模や機能も大きく進化
- スマート技術活用の近代的なセンターも
現在、ベトナム国内の物流センターの数は69か所に達し、2007~2012年のわずか6か所に比べて10倍に増加した。29日に開かれた「物流センターの発展:持続可能なサプライチェーンの構築」と題したフォーラムで、商工省輸出入局のダン・ホン・ニュン女史が明らかにした。
物流センターの規模や機能も大きく進化しており、かつては単一の企業や地域向けに限定されていたが、現在では産業全体や広域をカバーする統合型施設が増えている。北部や中部でも、東北部地方バクザン省のバクザン国際物流センターや、同ランソン省のベトテル・ロジスティクス・パークなどの大型施設が整備されている。
また、2017年以降はスマート技術を活用した近代的なセンターへの移行が進み、冷蔵倉庫や保税倉庫、農産物向けの専用施設など、機能の多様化も進んでいる。さらに、湿度管理や換気システムを備えた高機能型の施設も登場している。
物流業界は年平均+14~16%の成長率を維持しており、世界銀行(WB)による「物流パフォーマンス指数(Logistics Performance Index=LPI)」ではベトナムが世界43位にランクインした。また、クウェートに本社を置くグローバルロジスティクス企業であるアジリティ(Agility)の「新興市場ロジスティクス指数(Agility Emerging Markets Logistics Index)」でも、ベトナムがトップ10に入った。
一方で、専門家は物流効率化のためには、センター内外のデータ統合と、都市計画・交通インフラとの連携を含めた政府の支援が不可欠だと指摘している。