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- APECに向けたインフラ整備の一環
- フーコック空港拡張のほか、都市開発も
- 空港拡張案件はサン空港が投資主
南部メコンデルタ地方キエンザン省人民委員会はこのほど、観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sungroup)に対して、フーコック国際空港拡張計画を実施することを承認した。同計画は、2027年に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に向けたインフラ整備の一環として進められる。
同プロジェクトの投資総額は21兆9980億VND(約1220億円)で、2025年~2027年を第1期、2027年~2030年を第2期として実施する予定。
同プロジェクトでは、サングループ(Sungroup)傘下のサン空港(Sun Airport)が投資主を務める。フーコック国際空港は全面的にアップグレードされ、環境に優しい最先端のスマート空港として整備される見込み。
さらに、同省人民委員会はサングループが手掛ける2つの大規模な都市開発プロジェクトについても投資を承認した。詳細は以下の通り。
◇バイダットドー複合都市区開発案件: 投資総額64兆VND(約3540億円)
◇オンクアン山生態観光都市区開発案件:同5兆5500億VND(約307億円)
前述したプロジェクト3件の投資総額は91兆5480億VND(約5070億円)に上り、APEC 2027を契機として、フーコック島のインフラ整備と観光業の発展を後押しする重要な役割を果たすと期待されている。