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- 6か月間にわたり改修・拡張工事を実施
- インフラ劣化、運用頻度にも影響
- 30年までに年間旅客処理能力500万人へ
ベトナム空港社[ACV](Airports Corporation of Vietnam)は、南中部地方ラムドン省のリエンクオン国際空港を2026年のテト(旧正月)明けから一時閉鎖し、6か月間にわたり滑走路および誘導路の改修・拡張工事を実施する予定だ。
当初は2025年11月からの閉鎖が計画されていたが、ラムドン省当局は観光と経済への影響を抑えるため、閉鎖時期をピークシーズン後の2026年3月に延期するよう求めていた。ACVはこれに同意し、雨季に入る前の工事完了を目指すとしている。
現在、リエンクオン国際空港のインフラは劣化が進んでおり、運用頻度にも影響が出ている。今回の改修により、空港は国際民間航空機関(ICAO)が定める飛行場基準コードで4Eクラスに対応する予定で、投資総額は約4兆5910億VND(約260億円)となる。
工事内容は、滑走路と誘導路、貨物ターミナルの建設、旅客ターミナルの改修などで、2030年までに年間旅客処理能力を500万人に引き上げることを目指す。
2025年1~6月期における同空港の利用者数は約100万人だった。2030年には年間利用者数が350万人を超え、年平均成長率は+10%に達すると予測されている。