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- 三菱商事や韓国KEPCOなどが出資
- 投資総額22億USD、出力合計1200MW
- 東芝がタービン供給、JBICなどが融資
北中部地方ハティン省ブンアン経済区で18日、三菱商事株式会社(東京都千代田区)などが出資する第2ブンアン火力発電(VAPCO)は、第2ブンアン火力発電所の第1タービンの完成式典を開いた。
同発電所は投資総額22億USD(約3200億円)で、2基のタービンを設置し、出力合計は1200MWとなる。事業はBOT(建設・運営・譲渡)方式で展開し、三菱商事率いる日本側が60%、韓国電力公社(KEPCO)率いる韓国側が40%を出資している。
EPC(設計・調達・建設)の請負は韓国の斗山エナビリティ(Doosan Enerbility)が主導するコンソーシアムが担当した。また、タービンは株式会社東芝(神奈川県川崎市)が供給し、資金は国際協力銀行(JBIC)、韓国輸出入銀行(KEXIM)などが融資した。
VAPCOは「この発電所は、最新のボイラー技術と、日韓で広く採用されている排出削減システムを備え、気候変動対策に積極的に取り組む姿勢を示すものだ」と強調した。
同事業は建設段階で1万8600人の雇用を創出した。稼働後は150人以上を常時雇用し、ハティン省の経済の安定的な成長に寄与するものと見込まれる。