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- SEVT副社長にベトナム人のザン氏が就任
- スマホ生産拠点として世界初の現地人材の副社長
- サムスンはベトナムにとって最大の海外投資家
韓国系サムスン電子のベトナム現地法人であるサムスン電子ベトナム(SEV)は1日、グエン・ホアン・ザン氏をサムスン電子ベトナム・タイグエン(Samsung Electronics Vietnam Thai Nguyen=SEVT)の副社長に任命したと発表した。
今回の任命により、ザン氏はサムスンの生産拠点における初のベトナム人副社長となったほか、サムスン電子のスマートフォン生産拠点としても世界で初めて現地人材が副社長に就任したケースとなった。
ザン氏は2010年にSEVに入社。その後、2013~2014年にスマートフォン生産部門のディレクター、2015年以降はSEVT部品生産部門、製品カラー技術部門のディレクターを務めた。
サムスンは同氏について、高い専門性、運営能力、戦略思考を評価したと述べた。同氏は今後、SEVとSEVTの双方の運営に関わり、ベトナムにおける主要生産活動で重要な役割を担っていく。
現在、サムスンはベトナムにおける最大の海外投資家であり、累積投資額は230億USD(約3兆57000億円)に上る。約50%のサムスン製スマートフォンがベトナムで生産され、128の国・地域へ輸出されている。
サムスンはベトナム北部と南部に工場6か所、研究開発(R&D)センター1か所、販売法人1社を展開している。2024年におけるサムスンのベトナム事業の売上高は625億USD(約9兆7000億円)、輸出額は544億USD(約8兆4000億円)だった。
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