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ベトナムの国際インターネット接続を支える海底光ケーブル「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」と「第2東南アジア・日本ケーブル(SJC2)」で8月25日に同時に障害が発生した。未復旧の「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」と合わせて計3路線がダウンした状態となり、ベトナムの国際インターネット接続容量の約30%が損なわれている。各通信事業者は迂回ルートへの切り替えなどの緊急対策を講じている。
障害が発生した「SJC2」は設計容量126Tbpsで、携帯通信大手のベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)が共同投資し、南中部地方の旧ビンディン省クイニョン市に陸揚げ地がある。総投資額は4億3900万USD(約700億円)で、2025年7月の正式稼働以来初の深刻な障害となった。
「AAE-1」は設計容量40Tbps、総投資額8億2000万USD(約1300億円)で、ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)が5000万USD(約80億円)を投資し、国内の陸揚げ局を単独で運営している。今回の障害により一時的に通信速度が低下する可能性があるものの、VNPTやベトテル、地場電気通信事業者であるCMCテレコム(CMC Telecom)は、予備容量を活用してサービスの安定的な維持に努めている。
ベトナムでは2022年以降、海底ケーブルのトラブルが40回近く発生しており、2023年2月には全5路線が同時ダウンする事態も起きた。原因の多くは船舶の錨が引っ掛かるなどの事故とされる。各社は陸上光ケーブルの活用強化などを模索しているが、依然として海底ケーブルへの依存度は高い。
・ 光海底ケーブルでトラブル発生、海外への通信容量が約10%減少 (2026/02/27)
・ 光海底ケーブル5本中3本でトラブル、海外へのネット接続に影響 (2024/06/14)

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