![]() (C) Bamboo Airways |
かつて最大44機の航空機を保有していた地場不動産デベロッパーFLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)の運航機数が、現在は1機のみに激減していることが航空データで明らかになった。
同社は創業者であるチン・バン・クエット氏とFLCの一連の混乱に伴い、2022年から経営再建を続けているが、コスト削減に向けた規模縮小の動きに歯止めがかかっていない。
再建の過程で急激に縮小する運航機数
ドイツの航空データベース会社であるプレーンスポッターズ(Planespotters)のデータによると、バンブー航空の現在の運航機数はエアバスA321型機の1機のみで、観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサンエア(Sun Air)と並び国内最小規模となった。
運航機数で国内最大手の格安航空会社ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の107機や、全日本空輸(ANA)が出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の97機、さらに観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フーコック・エアウェイズ(Sun PhuQuoc Airways=SPA)の18機などと比較して規模の格差が浮き彫りになっている。
バンブー航空はコスト削減を目的に機体の返却を進めており、2025年末の8機から、今年7月末には3機、そして現在は1機へと急減した。

主要路線の休止と安定運航への大きな懸念
機体数の減少に伴い、同社はハノイ~ホーチミン線などの主要幹線の運航を停止し、一部路線のみを限定的に運航している。7月にはフライトのキャンセルが相次いだことで乗客への謝罪と返金を公表した。
8月20日には商工省傘下国家競争委員会(VCC)に対し、情報の透明性確保と返金対応を優先することを確約している。しかし、1機体制での運航はスケジュールの維持が困難とみられ、今年6月時点で66.8%と低迷していた定時運航率のさらなる低下や、今後の商業運航の継続性に大きな懸念が寄せられている。
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