ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナムの若手タレント、アジア市場への進出を加速

2016/10/24 05:15 JST配信
(C)  Vnexpress, Chi Pu(左)とパク・ジヨン(右)
(C) Vnexpress, Chi Pu(左)とパク・ジヨン(右) 写真の拡大.

 このところ、ヌー・フオック・ティン(Noo Phuoc Thinh)、イサアク(Isaac)、チー・プー(Chi Pu)といったベトナムの有名タレントが自分の実力を試し、新たなビジネスチャンスを掴むため、アジア市場への進出を活発化している。アジア進出を行っているのは、「9X」と言われる若い世代のタレントたち。この10月上旬だけでも、複数の俳優や歌手が韓国の釜山やソウルを訪れ、各種PR活動やイベントに参加した。

 人気男性歌手ヌー・フオック・ティンは、釜山のアジアド主競技場で開催された2016年アジアソングフェスティバルに出演。エクソ(EXO)、トゥワイス(TWICE)、ママムー(Mamamoo)、セブンティーン(Seventeen)、エヌ・シィ・ティ(NCT)、ベイシック(Basick)などの有名アーティストとの共演を果たし、地元メディアから「ベトナムのピ(RAIN)」と紹介された。

 また、釜山映画祭には、ベトナム版シンデレラ「Tam Cam: Chuyen chua ke(英題:Tam Cam: The Untold Story)」が出品されたため、ゲストとして同作品で皇子役を演じたイサアクがゲストに招かれた。イサアクは、7月に活動を休止したボーイズグループ「365daband」のリーダーで、歌手のほかにMCや俳優などとして幅広く活躍中。同映画祭では、ライジングスター賞を受賞している。

 若者の間で絶大な人気を誇る女性アイドルのチー・プーは、韓国・ベトナム両国によるK-POPのファンミーティングに参加。ティアラ(T-ARA)の人気メンバーであるパク・ジヨンと化粧品などのPRを行った。韓国の地元紙は、チー・プーを「ベトナムのキム・テヒ」と紹介する長文の記事を掲載した。

 海外で成功するために必要なのが語学力だが、今回紹介した若いタレントたちは流ちょうな英語で堂々と地元メディアの取材に応じて、覚えたての韓国語でコメントする余裕すらあった。

 ベトナムのタレントが海外で活動を行うのは、過去にも例があり珍しいことではない。実力派歌手のミー・タム(My Tam)やホー・ゴック・ハー(Ho Ngoc Ha)らもアジア各国で公演したことがある。しかし、これらはいずれも親善や交流が主な目的だった。

 韓国や日本には多くのスターがおり、芸能界の競争は熾烈だ。若い世代は今後もアジア進出を続けていく方針だが、チャンスを掴むことができるかは己の実力次第だ。

[Van An Vnexpress 14/10/2016 | 00:00 GMT+7 U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ベトナムのデジタル経済規模見通し、25年に東南アジア2位へ (6:32)

 米グーグル(Google)とシンガポールのテマセク(Temasek)、米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)が共同で実施・公表した調査レポート「e-Conomy SEA 2025」によると、ベトナムの202...

ミュージカル「アニオー姫」、26年にKAAT神奈川芸術劇場で初演 (6:01)

 「アニオー姫」実行委員会(ブレイングループ、ヤマハミュージックベトナム、NPO国際交流促進協議会)は、「ミュージカル『アニオー姫』~Hen gap lai再び~」を、2026年9月にKAAT神奈川芸術劇場で初上演する。 ...

FPT情報通信、エジプト政府機関ITIDAとデジタル化推進で提携 (5:44)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、エジプト政府機関の情報技術産業開発庁(ITIDA)との間で覚書(MOU)を締結した。双方は先端技術の活用や人材育成を通じ、エジ

ホーチミンの市場とともに生きる:バンコー市場 (23日)

 ホーチミン市のめまぐるしく変わりゆく街並みの中で、バンコー市場(cho Ban Co)は、記憶の断片のようにひっそりと存在している。商人たちは日々、市場で商売を続けている。まるで、1束の野菜が、1kgの玉ネギが...

普通教育でAI教育を試験導入、小学校で12月から (5:40)

 教育訓練省はこのほど、普通教育における人工知能(AI)教育の試験導入に関する指針案と計画を公表した。小学校でのAI教育は12月から実施する予定だ。  AI教育カリキュラムは、4つの能力に対応する4つの知識...

ブルボン、ザライ省でカカオ豆の原料産地開発へ 現地企業と覚書 (4:40)

 大手菓子メーカーの株式会社ブルボン(新潟県柏崎市)は12日、カカオ豆の安定調達と現地産業の発展を目的として、南中部地方ザライ省において現地企業との間で「ザライ省におけるカカオ原料生産地域の開発および...

ハノイ:文廟・國子監、科挙文化をAR技術で体験 (3:53)

 ハノイ市の文廟・國子監文化科学センターはこのほど、科挙文化がデジタル体験できるアプリ「ベトナム妙史(Viet Nam dieu su)」をリリースした。拡張現実(AR)と人工知能(AI)を活用した国内初の取り組みで、文化...

ホンダ子会社、タイニン省での国際サーキット建設を提案 (2:11)

 南部地方タイニン省の代表団が日本を訪問し、ホンダ傘下のホンダモビリティランド株式会社(Honda Mobilityland、三重県鈴鹿市)と会議を行った。同社はこの席で、タイニン省での国際サーキット建設を提案した。 ...

ホーチミン:メトロ1号線沿いの不動産価格、3倍に上昇 (25日)

 不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)ベトナムの調査結果によると、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)沿いの不動産価格は、1号線の開通で急騰し、大半の不動産プロジェクト...

ベトナムと南ア、協力関係を戦略的パートナーシップに格上げ (25日)

 ファム・ミン・チン首相は訪問先の南アフリカで21日、同国のシリル・ラマポーザ大統領と会見した。両首脳はこの席で、両国関係を戦略的パートナーシップへ格上げすることで一致した。  両国は、経済・貿易...

サンドイッチ専門チェーン「バインミーオイ」、公式SNSで閉店発表 (25日)

 地場サンドイッチ専門店チェーン「バインミーオイ(Banh My Oi)」が20日、公式ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、「すべての旅路には終わりがある」と投稿し、閉店の意向を明らかにした。突然の閉...

タイのコーヒーチェーン最大手「アマゾン」、ベトナムから正式撤退 (25日)

 タイのコーヒーチェーン最大手「カフェ・アマゾン(Cafe Amazon)」が、約5年の事業展開を経てベトナム市場から正式に撤退した。ホーチミン市内の店舗はすでに閉店され、公式SNSでも事業終了が案内されている。 ...

グラブ、13〜17歳向けサービスをベトナムで試験導入 (25日)

 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は20日、「ファミリーアカウント」を対象に13〜17歳のティーン利用者向けサービスを試験的に導入すると発表した。ベトナムはタイ、マ...

韓国現代HT、フート省に海外初の工場を設立 26年稼働開始 (25日)

 スマートホーム向けネットワーク機器などを提供する現代HT(Hyundai HT)は、北部地方フート省(旧ビンフック省)にあるビンスエン工業団地に、生産拠点の現代HTグローバル(Hyundai HT Global)を設立する。同社が海...

チン首相、仏・独・エジプトの首脳らと会見 関係強化で合意 (25日)

 11月22日から23日にかけて南アフリカのヨハネスブルグでG20サミット(20か国・地域首脳会議)が開催された。同会議に招待され、同国を訪問したファム・ミン・チン首相は滞在中、フランス、ドイツ、エジプトの首脳...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved