ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ベトナム小説「草原に黄色い花を見つける」、日本語版が出版―15年に映画化

2017/12/15 05:25 JST配信
(C) tienphong
(C) tienphong 写真の拡大.

 ベトナムの有名作家グエン・ニャット・アイン(Nguyen Nhat Anh)の長編小説で、2015年10月にベトナムで映画化された「草原に黄色い花を見つける(ベトナム語:Toi thay hoa vang tren co xanh)」の日本語翻訳版が11日に日本で出版された。

 翻訳は、日本の文学研究者でベトナム文学の研究・翻訳を行っている加藤栄氏が手掛けた。同氏はこれまでに多数のベトナム文学を日本語に翻訳しており、2004年8月にはグエン・ニャット・アインの「つぶらな瞳(ベトナム語:Mat biec)」も翻訳・出版している。

 同作品は、1980年代の南中部沿岸地方の貧しい村を背景に、兄弟と家族、友情と恋など、子どもたちが織り成す人間模様を繊細に描いた物語だ。

 2015年10月公開の映画はビクター・ブー(Victor Vu)監督がメガホンをとった。映画の製作費は200億VND(約1億円)で、興行収入は公開からわずか1か月間で780億VND(約3億9000万円)に達し、2015年公開のベトナム映画としてトップを記録。日本でも今年8月から一部の劇場で公開された。また、国内外の映画祭でも数々の賞を受賞している。

【関連記事】

ベトナムのベストセラー小説『幼い頃に戻る切符をください』日本語訳版が出版 (2020/09/09)
ベトナム映画「つぶらな瞳」、公開10日で興行収入5.5億円突破 (2019/12/31)
ベトナムのベストセラー作家、今年も発行部数トップ―「草原に黄色い花を見つける」原作者 (2019/03/26)
ぎふアジア映画祭で「草原に黄色い花を見つける」上映、9月から開催 (2018/08/21)
国内最長の木製橋梁、妻想いのトラと産婆の伝説 (2018/04/08)
ベトナム小説「草原に黄色い花を見つける」作家、印刷部数トップで表彰 (2018/03/21)
ベトナム映画「草原に黄色い花を見つける」、日本公開 (2017/08/04)
15年の国産映画興行収入、1位は「草原に黄色い花を見つける」 (2016/01/05)

[Trong Thinh, Tien Phong, 14/12/2017 09:17, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
国会、人口法を可決 第2子出産で産休延長・社会住宅優先 (6:21)

 国会は10日、人口法を賛成多数で可決した。同法は8章・30条で構成され、2026年7月1日に施行される。  同法には、代替出生率(長期的に現在の人口規模を維持できる出生率)の維持を目的とした複数の措置が盛り...

ドンナイ省:メトロ1号線のロンタイン空港延伸、投資総額3600億円 (6:15)

 東南部地方ドンナイ省人民評議会は10日、ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を同省の新行政センターおよび建設中のロンタイン国際空港まで延伸する計画を承認した。  ドンナ...

ホーチミン:聖母マリア教会の新しい十字架が到着、聖別の儀式 (5:23)

 ホーチミン市のドゥックバー(聖母マリア)教会で8日、同市大司教区のグエン・ナン大司教が、新しい2本の十字架の聖別の儀式を執り行った。これにより、教会修復事業の最も重要な項目の1つがほぼ完了したことにな...

車いすでピックルボールに打ち込む人々 (7日)

 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道のりを三輪バイクで走り、ピックルボールに打ち込んでいる。フアンさんにとって、ピックルボールは障がいへ...

伊ピアジオ、ベトナムでのバイク累計生産200万台突破 (5:08)

 イタリアのバイク・自動車メーカーであるピアジオ(Piaggio)の現地子会社ピアジオ・ベトナム(Piaggio Vietnam)は、2007年の進出から18年で、ベトナムにおけるバイクの累計生産台数が200万台に達したと発表した。...

ハロン湾クルーズ、世界的アワードで2年連続受賞 (4:58)

 2025年度の「ワールド・クルーズ・アワード(World Cruise Awards=WCA)」がこのほど発表され、東北部地方クアンニン省に本社を置くベトトゥアン運輸(Viet Thuan)が運航する「グランド・パイオニアクルーズ(Gran...

ベトジェットエア、12月12日限定で運賃100%割引キャンペーン (4:07)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、12月12日(金)のベトナム時間午前0時から23時までの1日限定で、すべてのベトナム国内線と国際線の航空券を対象に、

ベトジェットエア、ホーチミン~マニラ線をデイリー運航に (3:37)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は12月19日、ホーチミン市とフィリピンのマニラを結ぶ直行便を増便し、デイリー運航とする。  出発時

ワークアカデミー、HUTECH大学などと教育・人材育成で協力 (2:26)

 大学授業運営や資格講座運営などの教育サービスを展開する株式会社ワークアカデミー(大阪府大阪市)は11月28日、ホーチミン市技術大学(HUTECH)およびゴエン・ビジネス・トレーニング(GOEN Business Training)と...

国会、改正税務管理法を可決 課税方式を定額から売上ベースに (10日)

 国会は10日、改正税務管理法を賛成多数で可決した。同法は9章・53条で構成され、2026年7月1日に施行する。ただし、一部の規定は2026年1月1日に前倒しで施行する。  同法では、適用対象を拡大し、ベトナムで...

フーコック国際空港、26年年初からサングループが運営引継ぎ (10日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン空港社(SAC)は、フーコック国際空港(南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック島)におけるベトナム空港社[ACV](Airpor

インボイス不発行の罰金額を規定、26年1月施行の新政令 (10日)

 税務・インボイスに関する行政処分を規定した政令第125号/2020/ND-CPの一部を改正・補足する政令第310号/2025/ND-CP(2026年1月16日施行)では、税務・インボイス違反に対する処分内容が更新される。  新政令...

THACOと韓国現代ロテムが戦略提携、高速鉄道車両の国内生産で (10日)

 地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)は4日、鉄道車両や軍用兵器等を生産している韓国の現代ロテム(ヒョンデロテム=Hyundai Rotem)との間で、ベトナムの高速鉄道お...

電動車両の充電サービス向け電気料金、最大25円/kWhに (10日)

 商工省はこのほど、電動車両の充電サービスに対する小売電気料金の規定を盛り込んだ通達第60号/2025/TT-BCTを発出した。同通達は、一部条項を除き即日施行された。  電動車両の充電サービスに対する小売電...

ベトナム・カンボジア首相が会談、新たな国際国境検問所も開通 (10日)

 ファム・ミン・チン首相とカンボジアのフン・マネット首相は8日、タンナム(ベトナム南部地方タイニン省)・メウンチェイ(カンボジア南部プレイベン州)国際国境検問所の開通式の共同主宰に合わせて、会談を行った...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved