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ベトナム国家銀行(中央銀行)はこのほど、預金者が金融機関で定期預金を満期前に引き出す場合の金利の適用に関する通達第4号/2022/TT-NHNNを発出した。
同通達は中央銀行の通達第4号/2011/TT-NHNNに置き換わるもので、8月1日に施行される。新通達の施行により、預金者は以前よりも有利な立場になる見通し。
新通達によると、預金者が定期預金の一部を満期前に引き出す場合、引き出し分には普通預金の金利を適用するが、残り分については引き続き定期預金の金利を適用すると規定される。
現行規定では、定期預金の一部のみの引き出しは認められていない。定期預金を満期前に引き出す場合は解約扱いとなり、定期預金の全部について、定期預金の金利を大きく下回る普通預金の金利が適用されることになっている。
なお、国内の商業銀行が提示している普通預金の金利は概ね年0.1%となっている。