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- ホーチミンで34日連続の猛暑日を記録
- 建物が密集した中心部では体感40度超
- 専門家はエルニーニョ現象の影響と指摘
南部水文気象予報センターによると、ホーチミン市では今年に入ってから5月2日までに、35度以上の猛暑日を79日記録しており、2024年は過去30年で記録的な猛暑の年となっている。
気象専門家によると、同市では2月に35度を下回る日が数日あったが、その後は猛暑日となり、3月29日から現在までに34日連続の猛暑日が続いている。これは過去30年で最長の熱波とされており、この影響はまだ続くと見られている。
ホーチミン市では、テト(旧正月)明けから猛暑日となり、3月と4月にはさらに気温が上昇。日中の最高気温は38~39度に達した。今年の最高気温は39度を記録したが、観測史上最高の39.3度(1998年5月7日)には届いていない。
この最高気温は、百葉箱内で測定されたもののため、実際の体感温度は、排気ガスやコンクリート、建築物などの影響により、これよりも3~5度高く感じる。逆に木陰などでは、最高気温より2~3度低く感じられる。こうした理由から、建物が密集した1区、3区、5区、10区、ビンタイン区などでは、郊外のニャーベー郡やカンゾー郡よりも気温が高く感じられるとのこと。
なお、南部水文気象予報センターの専門家は、ホーチミン市で熱波が続いていることについて、エルニーニョ現象を理由に挙げている。