ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

旧暦3月10日はフン王の命日、国家の基礎を築いた歴代王の歴史

2017/04/06 06:52 JST配信
(C) VIETJO
(C) VIETJO 写真の拡大.

 ベトナムの旧暦3月10日は「雄(フン)王の命日(Ngay Gio to Hung Vuong)」で、ベトナムの数少ない祝日の1つ、かつ祝日の中でも唯一「文化的」な意味を持つ記念日となっている。2017年は新暦4月6日がフン王の命日に当たる。

 フン王はベトナム史上初の国家とされるバンラン(文郎=Van Lang)国の18代にわたる歴代王の総称。フン王の命日は、ベトナムの国家と民族の基礎を築くために尽力した18人の王の功績を称える行事で、2007年からベトナムの祝日に制定されている。

 フン王はベトナムの伝説の王であるラック・ロン・クアン(貉龍君=Lac Long Quan)とアウ・コー(嫗姫=Au Co)の子息で、紀元前2879年から紀元前258年まで現在の東北部地方フート省に存在した文郎国を建国・支配した。

 ベトナムには歴史上数々の王国が存在したが、文郎国が存在したフート省は現在のベトナム人の9割弱を占めるベト(キン)族の始祖が住んだ地とされ、文郎国もベトナム史上初の国家とされている。文郎国の中心地だったとされる同省ベトチー市中心部から10km離れたギアリン丘には、10~15世紀に建設されたフン寺歴史遺跡群がある。

 毎年旧暦3月10日には、フン寺歴史遺跡地区とその周辺地域で「フン王祭り」が開催される。フン王祭りは約400万人が訪れるベトナム最大規模の祭となっており、フン王へ線香を手向ける儀式や銅鼓の演奏、獅子舞などが行われる。

 現在、フン王を称える祭と民謡の3つが国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産として認定されている。

 フン王については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「フン王(フンヴオン)命日~ベトナムの旧暦3月10日~」を参照。

[Vov, 19:16, 04/04/2017, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
25年11月の対日貿易収支、1349億円の黒字 +15.5%増 (2:13)

 日本の財務省が発表した2025年11月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比+15.5%増の1348億5800万円の黒字だった。  日本からベトナムへの輸入額は前年同月比+14.0%増の2499億780...

ビンEVタクシー、フィリピンのダバオでサービス開始 (17日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM(X

改正民間航空法、低空域の航空輸送を初めて制度化 無人機活用へ (17日)

 国会でこのほど可決された改正民間航空法(2026年7月1日施行)では、「低空域の航空輸送」という概念が法制度に初めて導入された。  これは、無人航空機(UAV)や新世代の飛行体を活用した次世代航空輸送モデル...

湖の上の「越僑集落」、カンボジアから帰国した人々の暮らし (14日)

 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越僑(在外ベトナム人)150世帯以上が、電気も上水道もない水上家屋で暮らし、網漁で日々の生計を立てている。...

韓国アリエックス、地場投資大手VIGなどと合弁会社設立 (17日)

 ベトナムを中心に国際決済・データインフラ事業を展開する韓国系アリエックス・ベトナム(Alliex Vietnam)は、グローバルデジタル金融グループのゴータイム(GoTyme)および地場ベトナム・インベストメンツ・グル...

改正投資法、条件付き事業を削減 電子たばこの製造販売も禁止 (17日)

 国会でこのほど可決された改正投資法では、行政手続きの簡素化や条件付き事業分野の削減など、投資環境の改善を目的とする多くの改革が盛り込まれている。  同法は7章52条と4つの付録から構成される。2026...

越系米国人のスタートアップ、「AIグラス」で660万USD調達 (17日)

 米国ハーバード大学の卒業生で、ベトナム系米国人のアインフー・グエン(AnhPhu Nguyen)氏と友人のケイン・アルデイフィオ(Caine Ardayfio)氏が設立したスタートアップ企業「ミラ(Mira)」は、新型人工知能(AI)グ...

オートリブ、クアンニン省にエアバッグクッション生産工場を開設 (17日)

 自動車安全システムを提供するスウェーデンのオートリブ(Autoliv)はこのほど、東北部地方クアンニン省のアマタシティ・ハロン工業団地の新事業所でオープニングセレモニーを開催した。  式典には、在ベトナ...

ベトナム、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)に加盟 (17日)

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は15日、ベトナムが11月7日付けで所定の手続きを完了し、IRENAに加盟したと発表した。  IRENAへの加盟は、再生可能エネルギーの拡大やエネルギー転換、グリーン成長を重...

ベトナムとキプロス、二重課税防止協定を締結 (17日)

 キプロスの首都ニコシアで15日、ベトナム財政省とキプロス財務省が、所得に対する二重課税防止・租税回避防止に関する協定を締結した。  同協定は、両国間における課税権の合理的な配分を確保し、国際基準...

ハノイ:旗艦映画館「ギャラクシー・シネX」がオープン (17日)

 ギャラクシー・スタジオ(Galaxy Studio)は15日、北部市場への進出戦略の一環として、同社にとってハノイ市初となる旗艦映画館「ギャラクシー・シネX・ハノイセンター(Galaxy CineX - Hanoi Centre)」をオープン...

ホーチミン:26年3月からバス運賃改定、メトロとの共通券導入へ (17日)

 ホーチミン市は、2026年3月1日から市内路線バスの運賃を改定するとともに、バスと同市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の共通乗車券を初めて導入する方針だ。同市建設局が同市人民委員会に...

SBI、ベトナムのインシュアテックスタートアップに出資 (17日)

 SBIホールディングス株式会社(東京都港区)は、同社グループが運営するSBI-NTUキョウボ・デジタルイノベーションファンド(SBI-NTU-Kyobo Digital Innovation Fund、シンガポール)を通じて、ベトナムのインシュア...

伊藤忠ロジスティクス、新会社をホーチミンに設立 (17日)

 総合物流業の伊藤忠ロジスティクス株式会社(東京都港区)は、ベトナムにおけるグローバルサプライチェーン需要の拡大に対応すべく、100%子会社「伊藤忠ロジスティクス・ベトナム(ITOCHU LOGISTICS (VIETNAM)=I...

コンベヤのJRC、ベトナム子会社をフンイエン省に設立へ (17日)

 コンベヤや環境プラント、ロボットSIなどの事業を手掛ける株式会社JRC(大阪府大阪市)は、同社100%出資のベトナム子会社を北部紅河デルタ地方フンイエン省に設立する。  ベトナム子会社「JRCベトナム(JRC V...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved