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- VJMBに関する出資持分譲渡契約を締結
- ヘルスケア関連製品の取り扱い体制構築
- ベトナム事業拡大、医療の質向上に貢献へ
医薬品や医療用検査試薬、医療機器・用具の卸販売、製造販売、輸出入などを手掛けるアルフレッサホールディングス株式会社(東京都千代田区)は、ベトナムで医療用医薬品などの輸入販売事業許可を有する日越メディカルブリッジ投資(Viet Nam - Japan Medical Bridge Investment=VJMB、ハノイ市)の代表者である檀之上和彦氏との間で、VJMBに関する出資持分譲渡契約を締結した。
アルフレッサホールディングスは、地場医療関連製品卸大手コドゥファ(Codupha、ホーチミン市)と合弁会社「アルフレッサ・コドゥファ・ヘルスケア・ベトナム(Alfresa Codupha Healthcare Vietnam=アルコファ、ホーチミン市)」を2013年11月に設立し、日本企業から輸入した医療機器・医療材料などを、コドゥファが持つベトナム全土にわたる販売ネットワークを通じて医療機関や薬局へ供給してきた。
同社は、中期経営計画では海外事業戦略として「アジア事業の進化」を掲げ、ベトナム市場において医療用医薬品に関する事業開発を推進している。
檀之上氏は眼科医師で、ベトナムで眼科診療の支援に携わる一方、2017年にベトナム現地法人としてVJMBを設立し、日本の医療用医薬品などを輸入販売するための医薬品輸入ライセンスをベトナム保健省から取得した。日本の製薬企業の緑内障点眼薬について、ベトナムでの販売に向けた準備を進めており、近日中に販売を開始する見込みだ。
今回のアルフレッサホールディングスによるVJMBへの資本参加は、これまでに構築したベトナムにおける販売ネットワークと医療機関や医師とのパートナーシップを活かし、現地の医療ニーズに合致した医療機器・医療材料や医療用医薬品などの幅広いヘルスケア関連製品を総合的に取り扱う事業体制の構築につながる。
両社はともにベトナム市場における事業拡大を図り、ヘルスケア関連製品の供給などを通じて、現地医療の質向上に引き続き貢献していきたい考えだ。