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マイク・ポンペオ米国務長官は8日にハノイ市のノイバイ国際空港に到着し、ベトナム公式訪問を開始した。ポンペオ国務長官は5日から12日にかけて北朝鮮、日本、ベトナム、アラブ首長国連邦(UAE)、ベルギーを歴訪している。
今回の公式訪問は、ファム・ビン・ミン副首相 兼 外相の招きにより実現したもので、ポンペオ国務長官が4月に現職に就任してからベトナムを訪問するのは今回が初めてとなる。ポンペオ長官はノイバイ国際空港に到着した後、ベトナム共産党中央官房に直行し、グエン・フー・チョン書記長と会談した。
ポンペオ国務長官はチョン書記長との会談で、ベトナムとの包括的パートナーシップを強化したい意を示した上で、ベトナム戦争被害の克服を支援し、南シナ海の自由航行および国際法に従って平和的な方法により紛争を解決することを主張した。
チョン書記長は米国との友好関係を重視するベトナム共産党の方針を改めて主張し、ポンペオ国務長官のベトナム訪問が両国の協力関係と相互理解を深め、両国指導者の間で合意に至った事項の実施を加速化させていくものと期待を寄せた。
また、両国の協力関係が地域および国際社会の平和維持と経済発展に貢献すると評価し、ハイレベルの訪問並びに国民間の交流活動を強化していきたい意を示した。
ポンペオ国務長官は同日夜、実業家らとの会合にも出席し、演説を行った。演説の中で、北朝鮮の核兵器放棄に関連して「北朝鮮とはベトナムとの協力関係のような関係を築いていきたい」と述べた。