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ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は2日に開かれた定例記者会見で、ベトナムが領有権を主張する南シナ海のチュオンサ諸島(英名：スプラトリー諸島、中国名：南沙諸島)のバービン島(英名：タイピン島、中国名：太平島)で、台湾が軍事演習を行ったことに抗議した。
台湾はバービン島で6月28日と29日の両日に軍事演習を実施。ハン報道官は、この行為について、「ベトナムの領有権を著しく侵害するもの。海上の平和や航行の安全を脅かす行為であり、南シナ海を巡る問題を複雑化させている。同様の行為が繰り返されないことを強く要求する」と述べた。
これに先立ち台湾メディアは6月30日、台湾が太平島沖で実弾による射撃訓練を行ったと発表していた。
バービン島は、ベトナムが領有権を主張するチュオンサ諸島で最大の島だが、1956年から台湾が実効支配を続けている。台湾にとっては海上交通路防衛の要衝に当たり、軍人と警察官が常駐している。
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