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- ロシアで「世界原子力週間」開催
- 世界118か国・地域の1万人余りが参加
- 露は30年に核燃料完全循環システム稼働へ
ベトナム代表団は25日から28日にかけてロシア首都モスクワで開催された国際フォーラム「第1回世界原子力週間(World Atomic Week=WAW)」に出席し、参加各国との間で原子力協力の機会を模索した。
政策決定者や科学者、企業代表者、国際原子力機関(IAEA)をはじめとする国際機関の代表者など、世界118か国・地域の1万人余りが参加した同フォーラムでは、原子力分野に関する最新技術が紹介され、持続可能な原子力エネルギーの将来像と平和目的の利用について議論が交わされた。
開催国ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこの席で、2030年までに世界初の核燃料完全循環システムをトムスクで稼働させる計画を発表し、使用済み燃料の95%を再利用可能とし、放射性廃棄物とウラン供給不足の問題を解決すると述べた。
ベトナムからは、科学技術省のブイ・テー・ズイ次官、ベトナム科学技術研究所(VAST)のレ・チュオン・ザン所長、ベトナム原子力研究所(VINATOM)のチャン・チー・タイン所長などが参加した。ベトナムとロシアの両国首脳の間で交わされた2024~2025年の合意を踏まえ、原子力研究や人材育成での協力拡大に向けて話し合いが行われた。