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株式会社博報堂(東京都港区)はこのほど、アジア15都市における15~54歳の男女を対象に実施した「消費意識とお金の使い方」に関する調査結果を発表した。対象都市は、香港、台北、ソウル、上海、北京、広州、シンガポール、クアラルンプール、バンコク、メトロマニラ、ジャカルタ、ホーチミン、ヤンゴン、デリー、ムンバイの15都市。
消費意識に関する調査では、「買う前に値段をよく比較する」が中国3都市を除く全都市でトップ3に入り、東南アジアやインドでは「計画的な買い物をする」や「買い物上手な方だ」がトップ3に入るなど、全体的に堅実で賢い消費を志向する傾向が見られた。但し、都市によって異なる傾向も見られ、ホーチミンでは、「新商品はすぐ試す」、「よく衝動買いをする」がトップ5に入るなど消費に積極的な姿勢が窺えた。
お金の使い方に関する調査では、現在お金を使っているものの上位は、「普段の食事」、「通信費」、「普段着」だった。また、東アジアでは「外食」、東南アジアでは「貯金」も上位に入っている。ホーチミンでは、他の都市と比べて「交際費(飲食含む)」の割合が高い傾向にある。
ホーチミンでは、現在お金を使っている項目が多岐にわたり、今後お金を使いたい項目も多くなっていることから、ここでも積極的な消費意識が見られた。今後お金を使いたい項目では、年代による意識の差が非常に大きく、特に30~40代の消費意欲が旺盛だった。