メコンデルタ地方キエンザン省のスオイチャイン観光区で20日、同観光区内にあるワニ養殖池で、グエン・ヴァン・トゥアンくん(15歳)がワニに右腕の一部をかみちぎられるという事故が起こった。
この養殖池では、観光客が見物できるようにとワニ20匹以上が放し飼いされていたが、池の周囲には防護柵が設置され、また柵の周辺には「危険」と警告する看板がいくつも立っていた。しかし被害に遭ったトゥアンくんは、好奇心から自ら柵を乗り越え、池で手を洗っていた時、突然1匹のワニが彼の右腕にかみつき、一瞬にしてひじから下の部分をかみちぎってしまったのだという。ワニは体長2メートル、重さ100キロ以上だった。
なおトゥアンくんのけがの治療費は、養殖池を管理するホーチミン市のティンギア社が全額負担した。