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ハノイ市警察は5日、大規模なシガー(葉巻きたばこ)密輸密売ルートを摘発したと明らかにした。同事件では、バンブー航空(Bamboo Airways)の元客室乗務員(CA)であるグエン・ハイ・ソン容疑者(男・43歳、同市在住)が元締めとして逮捕された。
警察は3月29日、V・V・Dさん(男性・25歳、北部紅河デルタ地方ナムディン省出身)がハノイ市ロンビエン区でインボイスのない外国産シガーを輸送しているところを摘発した。
V・V・D さんは、配車・宅配アプリを展開するグラブ(Grab)のバイクタクシー「グラブバイク(GrabBike)」の運転手を名乗り、ソン容疑者の依頼で購入客にシガーを配達する途中だったと供述。
警察はこの供述をもとに、ソン容疑者を逮捕し、家宅捜索で計850箱(計9500本)のシガーを発見・押収した。シガーは転売のために複数の調達先から購入しており、1箱につき30万~50万VND(約1450~2400円)の利益を得ていたという。
容疑者は刑事法第190条に抵触し、禁止品販売容疑で捜査を受けている。警察は容疑者の恋人で、客室乗務員として働いているT・H・Dさん(女性、ホーチミン市出身)を召喚し、事情聴取を行うなどして裏付け捜査を進めている。
なお、T・H・Dさんは、容疑者とハノイ市のマンションに同棲しているが、マンションに隠されていたシガーについては一切知らなかったとしている。