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- 女性の鼻から体長6cmのヒルを摘出
- 川で釣りをしていた際に体内に侵入か
- ヒルは森にも生息、噛まれない対策必要
南中部高原地方ダクラク省ラク郡医療センターはこのほど、同郡在住の女性の鼻から体長約6cmのヒル(蛭)を摘出したと報告した。
女性は鼻血が止まらずに医療センターで受診したが、鼻の中にヒルが住み着いているのが見つかった。ヒルは1週間余りも女性の鼻の中に寄生していたと見られる。
医療センターで検査したところ、医師が鼻の中に動く異物があるのを発見し、手術で摘出することになった。この手術で、鼻の奥に寄生していた体長約6cmのヒルを摘出。患者の鼻は感染症による粘膜腫脹を発症していた。女性は1週間ほど前に川で釣りをしており、このときにヒルが鼻に入ったと見られる。
同様の症例が最近、東南部地方ドンナイ省でも報告されている。こちらの患者も女性で、西北部地方イエンバイ省に帰省して戻ってきた後に鼻の痛みと鼻血の症状が現れ、病院で調べたところ鼻の中にヒルが寄生しているのが見つかり、内視鏡手術で摘出した。
医師によると、ヒルは湿気の多いところに生息し、鼻や耳、喉から体内に入り込む。ヒルに血を吸われると、貧血や浮腫、気道閉塞、副鼻腔炎などを引き起こし、危険な合併症を発症する恐れがあるという。医師は川や森へ行く際は、ヒルに噛まれないように、長袖・長ズボン、帽子、マスクを着用するなど防止対策を講じるよう注意喚起している。