ベトナム食物保全局(農業開発省)とオーストラリア国際農業研究センターは14日、、稲作に害を与える野ネズミの対策プロジェクトに関する会議を開催した。同プロジェクトは、オーストラリア政府が、2006年から2009年までの4年間、対策費90億ドン(約6672万円)を投入して行う大規模プロジェクトで、主にメコンデルタ地域と中部沿岸地域で展開される。
毎年、東南アジアでは、収穫高の15%が野ネズミによる被害を受けており、農業関係者の頭を悩ませていた。オーストラリア政府が数年かけて実施したベトナム調査を基に、ワナの設置など、環境にやさしい複数の野ネズミ対策技術を、農業開発省幹部や農業技術者などに広く紹介、いずれは全国的にプロジェクトを展開する予定だ。