メコンデルタ地方ロンアン省で3月28日、メコンデルタ地方の各工業団地・輸出加工区の展望と課題に関するセミナーが開催された。開発されてから10年あまりが経過した同地方の工業団地・輸出加工区の現状については、環境汚染と熟練労働者の不足が深刻で、展望より課題のほうが多いという意見がほとんどだった。
同地方にある工業団地・輸出加工区68カ所の排水量は1日当たり41万4000立方メートルに上るが、このうち排水処理施設がすでにある、または建設中の場所は21カ所で、その排水処理能力は1日当たり10万2960立方メートルにとどまっている。また同地方では8万5000カ所の生産施設があり、30万人の労働者が働いているが、職業訓練の受講率は全国で最も低い。労働者のうち、なんらの職業訓練も受けていない労働者の割合は83%と全国平均の74.6%に比べ高くなっている。