ダナン市最高人民裁判所は22日、南中部カインホア省計画投資局の元専門家ファン・スアン・トゥン被告に対する控訴審審理を予定していたが、被告の新たな証言で開廷を延期することとなった。トゥン被告は韓国スカイリゾート社のリゾート施設建設案件に便宜を図る見返りに、同社のリー・サンヒョク社長から7万1000ドル(約780万円)のわいろを受け取ったとしてカインホア省人民裁判所から懲役20年の判決を受けていたが、これを不服として控訴していた。
今回の審理は午前中に行われる予定だったが、公判開始前にトゥン被告が突然「わいろを受け取るたびに、当時の上司であったカインホア省計画投資局副局長Xに報告していた。Xからはわいろを銀行に預けるよう指示を受けていた」と新たな証言を行った。このため、裁判所は検察がこの新たな証言について調べる必要があるとして開廷を延期した。