ハノイ市のホアイドゥック病院が血液検査を行った際、患者それぞれの結果ではなく、同一の検査結果を複数の患者に対し、個別の検査結果として通知していた疑いが強まっている。これは同病院の職員が告発したもので、世間からは医療機関としてあるまじき行為に批判の声が多く挙がっている。5日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
記者が入手した資料によると、同病院では2012年7月から2013年5月までの間に約1000人分の血液検査の結果を、2000人以上の患者に使いまわしていたという。つまり一人分の血液検査結果を2人以上に使いまわしていたことになる。
同病院のグエン・チー・リエム院長とグエン・ティ・ニエン副院長に連絡したところ、両者とも取材に応じなかった。一方、同病院検査課のブオン・キム・タイン課長は、「証拠とされている検査結果を見たところ、数人の患者が知人に血液検査を代理で受けてもらい、署名などを書き換えて印刷し、患者本人と知人で利用していただけと推察される」と述べた。
しかし、同一の検査結果を通知された患者らの関係を確認したところ、全く関係のない赤の他人同士であることが分かっている。
保健省診断治療管理局は今回の告発を受けて、同病院に対する医療監査を早急に実施するよう同市保険局に指示した。告発が真実ならば、関連者らが検査費用を横領した可能性が高いとみられている。
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