保健省は7月28日、コカ・コーラ・ベトナム(Coca-Cola Vietnam)に対し、食品安全の認定を取得せずにホーチミン市、ハノイ市、南中部沿岸地方ダナン市の工場3か所で栄養補助食品を製造したとして、4億4300万VND(約204万円)の罰金を科した。
同省は6月20日に同社の検査を開始。検査の結果、栄養補助食品13種が無認可で製造されていたことを確認し、23日に同社に対し問題の製品の流通停止を命じた。その後、所定の手続きを経て、保健省食品安全局は6月28日と7月1日に該当製品13種の製造を認可した。それ以前に製造された製品については、基準をクリアしたものに限って流通を認めることとした。
このほか、同社が2016年5月24日に製造したエナジードリンク「サムライ(Samurai)」イチゴ味(賞味期限2017年5月24日)の成分を検査したところ、ビタミンB9(葉酸)の含有量が表示よりも少ないことが分かった。しかし、約2億3400万VND(約111万円)相当の製品は販売済みで、回収できない状態になっている。
・ ベトナムのチリソース「CHIN-SU」、大阪の輸入業者に回収命令 (2019/04/09)
・ 飲料の鉛含有量基準超え、比系URCに58億VNDの罰金 (2016/06/02)
・ 茶系飲料「C2」とエナジードリンク「ロンドー」一部回収、鉛含有量の基準超えで (2016/05/30)

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