ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ハノイ:ホアンキエム湖の歩行者天国で犬のノーリード散歩を禁止

2016/10/28 05:00 JST配信

 ハノイ市ホアンキエム区中心部のホアンキエム湖周辺の各通りでは、9月から毎週金・土・日曜日に終日歩行者天国を試験的に実施しているが、同区人民委員会は21日から、歩行者天国内での犬をはじめとする動物のノーリード散歩、及び口輪をはめていない大型犬の進入を禁止している。

 歩行者天国の開始から、飼い犬にリードを付けず放した状態で散歩させる飼い主が増加したほか、犬同士が噛みつき合って暴れる様子も目撃されるなどして、危険だとする苦情が相次いでいた。21日に規定が施行されてからは、リードなしで犬を散歩させる姿は見られないという。

 これに先立ち、2016年5月31日付けの農業農村開発省通達第7号/2016/TT-BNNPTNTでは、疫病予防の観点から公共の場で動物を連れて歩く際にはリードで繋ぎ、必要に応じて口輪をはめることを規定している。

 歩行者天国では犬問題のほか、無許可の露天商が並ぶようになり、プラスチックの椅子が敷き詰められて通行の妨げとなっている。飲料を販売している露天商がほとんどだが、中には「バランススクーター(電動立ち乗り二輪車)」を30分5万VND(約235円)で貸し出す者もおり、操縦に慣れない客が転倒したり通行人にぶつかるケースが散見される。23日には、女性客がこのスクーターで転倒し失神する事故が起きている。

 これを受けて同区人民委員会は、露天商に対し営業許可を申請すると共に、景観を損ねることのない商品・サービスを提供するよう指導する方針。また、ハノイ市人民委員会は同区人民委員会と関連機関に対し、歩行者天国の問題解決と質の向上に努めるよう指示している。

【関連記事】

ハノイ:ホアンキエム湖周辺のホコ天、通行人の服装や言動を規制へ (2020/09/28)
男児が犬の群れに襲われ死亡、大家の飼い犬―フンイエン省 (2019/04/05)
ハノイ:ノーリードの犬の捕獲強化、市民の意識向上に成果 (2018/12/24)
ホーチミン:身元不明の放し飼い犬、大学などへの引渡し優先―焼却処分を回避 (2017/09/19)
ホーチミン:ノーリードの犬の捕獲を強化、身元不明は焼却処分 (2017/09/15)
犬のノーリード散歩で飼い主に罰金、新政令で (2017/09/13)
ハノイ:ホアンキエム湖のホコ天、芸術活動は許可が必要 (2017/08/14)
ハノイ:旧市街の歩行者天国拡大案、市は支持も「時期尚早」 (2016/10/10)

[Tran Hoang/Tien Phong, Zing.vn, 10:07 25/10/2016, T].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
地場CTグループ、ASEAN最大級の低空経済センターを建設へ (12/31)

 地場CTグループ(CT Group)はこのほど、低空経済(Low Altitude Economy=LAE)の中核拠点となるセンターへの投資計画を発表した。  同センターの投資総額は約6兆VND(約360億円)、延べ床面積は約50万m2で、ホ...

ホーチミン市初の自転車専用レーンが完成、12月31日に運用開始 (12/31)

 ホーチミン市ビンチュン街区(旧トゥードゥック市)のマイチート(Mai Chi Tho)通りに建設されていた自転車専用レーンが約2か月の工期を経て完成し、12月31日に運用を開始した。同市では初の自転車専用レーンとな...

クリエイト・キャピタル、ソブリンAIデータセンター網構築へ (12/31)

 クリエイト・キャピタルベトナム[CRC](Create Capital Vietnam)と米国サンフランシスコに拠点を構えるハイメーカー(HAIMAKER)は、ベトナム国内で総出力100MW規模のソブリン人工知能

ホーチミンのベンタイン市場で半世紀以上愛されるチェー店 (12/28)

 チュオン・ティ・トゥエット・チンさん(女性・63歳)は、7~8歳のころからホーチミン市のベンタイン市場で母親のチェー(ベトナム風ぜんざい)の屋台を手伝っていた。そして、50年以上にわたり市場に身を置き、母...

未成年犯罪者に電子監視装置の装着義務、新政令 (12/31)

 未成年犯罪者に対する電子監視措置と社会復帰支援を規定する政令第333号/2025/ND-CPでは、未成年者が罪を犯した場合、電子監視装置の装着を義務付けると規定している。  同政令は2026年1月1日に施行される...

通話アプリ「Zalo」、利用規約改定で批判相次ぐ 当局が調査へ (12/31)

 商工省傘下の国家競争委員会は29日、通話やメッセージング、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のマルチプラットフォーム「ザロ(Zalo)」を運営する地場総合インターネットメディア運営大手

25年外交総括、経済外交で協定など約350件合意 (12/31)

 国際情勢が不安定化する中、ベトナムの経済外交は2025年に約350件の協定・コミットメントに合意した。これは、29日にハノイ市で開かれた2025年外交分野総括会議で発表されたもの。会議にはファム・ミン・チン首...

地場スタートアップのサオラテック、ドローンでの輸送実証に成功 (12/31)

 ドローン技術を手掛ける地場スタートアップのサオラテック(Saolatek)は29日、携帯端末販売を展開するジードンベト・テクノロジー(Di Dong Viet Technology)と連携し、ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHT...

農業環境省、農産物トレーサビリティシステムをお披露目 (12/31)

 農業環境省はこのほど、ベトナム農産物トレーサビリティシステムのお披露目式典を開催した。同システムは、農林水産物の生産・加工・輸送・流通のすべての過程で原産地情報の記録・管理・検索を可能にするデジ...

日本のベトナム人新規入国者数、25年1~6月期は17万人 (12/31)

 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年1~6月期における外国人入国者数及び日本人出国者数等に関する統計によると、同期の日本におけるベトナム人新規入国者数は前年同期比+1.3%増の16万9931人で、構...

日本の在留ベトナム人数66万人で過去最高更新、国籍別2位 (12/31)

 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年6月末時点における在留外国人数に関する統計によると、同時点の日本における在留ベトナム人数は66万0483人で、2024年末時点と比べて+4.1%増加し、過去最高を更新...

日本のベトナム人不法残留者数、国籍別で最多 半年で▲8.6%減 (12/31)

 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2025年7月1日時点における不法残留者数に関する統計によると、同時点の日本におけるベトナム人不法残留者数は1万3070人で、2025年1月1日時点と比べて▲8.6%減少した。 ...

電子労働契約に法的枠組み、26年から適用 人的資源管理のDX加速 (12/30)

 政府はこのほど、電子労働契約に関する政令第337号/2025/ND-CP(2026年1月1日施行)を公布した。これにより、デジタル環境における労働契約の締結・履行に法的根拠が整備され、人事管理のデジタルトランスフォー...

ビンEVタクシー、都市部向け小型EVバン配車サービス開始 (12/30)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM

ホーチミン:第4トゥーティエム橋建設を承認、投資総額300億円 (12/30)

 ホーチミン市人民評議会は、第4トゥーティエム橋案件の投資方針を承認した。同案件は、投資総額5兆0630億VND(約300億円)超で、市南部と中心部、アンカイン街区(旧トゥードゥック市)にあるトゥーティエム新都市...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved