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2016/12/29 06:01 JST配信
ハノイ市ノイバイ国際空港で8月3日に日本人の男がゴールドとみられる金属製の彫像7体を無申告で持ち出そうとした事件で、同市警察は24日、刑事法第153条に準拠し刑事事件として立件した捜査を完了し、同市人民検察院に書類を移管した。この男は密輸の容疑で近く裁判を受ける。
K・T容疑者(男・34歳、日本国籍)が日本航空(JAL)のJL752便で成田へ向かう際に手荷物の中から銀色の彫像7体が見つかった。鑑定の結果、彫像7体は金含有量99.99％の純金だったことが確認された。重さは7kg近くに上り、金額にして約67億VND(約3470万円)に相当する。本人はゴールドだと認めたが、出所を示す書類を提出できなかった。
警察の捜査結果によると、同容疑者とI・M容疑者(男・45歳、日本国籍)の2人は7月中旬、ベトナムから日本にゴールドを持ち帰って売りさばくことを企み、日本に住むベトナム人の知人から紅河デルタ地方バクニン省バクニン市ティエンアン街区にある宝飾店を紹介された。2人は同店に彫像の製造を依頼したという。
K容疑者は8月2日、ベトナムに入国。同店に彫像の支払いをし、銀メッキで加工された純金の彫像7体を受け取ったが、翌3日にノイバイ国際空港から帰国しようとしたところで発見された。I容疑者は8月4日、40万円を用意しベトナムに入国。押収された彫像7体を引き取ろうとしたが、御用となった。容疑者らによると、密輸に成功すれば28万円の利益になるという。
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