ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

毎年6000人のベトナム人花嫁が韓国人と国際結婚

2018/09/10 15:38 JST配信
(C) Vnexpress
(C) Vnexpress

 駐ベトナム韓国大使館のイ・ミヨン公使によれば、ここ数年に毎年およそ6000人のベトナム人女性が韓国人男性と国際結婚をしている。その数は毎年+20%増加しており、2015年以降は韓国人男性の国際結婚でベトナム人花嫁が中国を抜き最多となっている。

 ベトナム人花嫁の人権保障についてミヨン公使は、韓国では結婚斡旋事業者の活動は厳正な基準や規定に則り、国際結婚を希望する韓国人男性は身分を証明する書類をはじめとする定められた資料を提出しなければならないとしている。ベトナム人女性もまた、韓国へ渡る前に身分証明書類を提出する必要がある。いずれも違反が確認された場合には規定に基づき罰則が科せられる。

 ベトナムでは女性連合のみが国際結婚の斡旋を認められており、いかなる韓国の組織・団体が斡旋活動を行った場合も韓国大使館へ通報することになっている。ミヨン公使は、ベトナム人花嫁のリスクを軽減するため韓国側には違法行為を抑止する責任があるとしている。

 ハノイ市では、ベトナム人花嫁が韓国での生活で言葉に不自由することがないように、非政府組織が韓国語講座を開設しているほか、同国の文化や社会、法的支援サービスなどの情報も提供している。韓国でも女性や家族の問題を管轄する省がベトナム人女性支援センターを運営し、韓国における結婚生活で起こり得る諸問題の対処方法などについて支援している。

 ミヨン公使によると、韓国がベトナム人に対して発給した一般ビザは2014年の3万4500件から2017年には10万件へと3倍に増加している。また留学ビザは1700件から1万4400件へ8倍増となっている。このことから、ハノイ市にある韓国大使館は5日、ビザ申請者用に120人を収容可能な待合室を開設した。しかし、それでも毎日500~600人が列を成しているのが現状だ。

【関連記事】

仲介利用の韓国人の国際結婚相手、8割がベトナム人 平均手数料129万円 (2021/04/07)
20年の韓国人の国際結婚、ベトナム人妻が6年連続トップ (2021/03/24)
韓国企業進出ラッシュで増える韓越夫婦、韓国語を話せない子が問題に (2021/03/17)
韓国人との国際結婚、ベトナム人妻が約3割占め4年連続で最多 (2020/11/10)
韓国人と離婚したベトナム女性・子供の支援施設、ハイフォンに開設 (2019/12/19)
韓国のYouTube、ベトナム人花嫁候補を商品のように広告 (2019/08/15)
韓国人男性の国際結婚、ベトナム人花嫁が中国抜き1位に (2017/11/21)
韓国人男性とベトナム人女性の違法な集団見合いを摘発 (2017/08/08)

[Vnexpress 14:50 5/9/2018, T].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
FPTと三島光産、AI活用した次世代製造基盤構築の協業で合意 (3:00)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)は、日本法人のFPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)の子会社であるFPTソフトウェアジャパン株式会社(東京都港区)を

日創グループ、ひまわり設計ベトナムを子会社化へ (2:35)

 金属加工や化成品、建設などの事業を手掛ける日創グループ株式会社(福岡県福岡市)は、ベトナムで建築建材などの作図・設計を行うひまわり設計ベトナム(HIMAWARI SEKKEI VIETNAM、ハノイ市)の全持分を取得し、子...

ベトナム、外国人のパスポート不携帯に最大50万VNDの罰金処分 (15日)

 家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日施行)では、ベトナムに滞在する外国人の出入国、居住、移動に関する行政処分が規定されている。  同政令の第21条...

湖の上の「越僑集落」、カンボジアから帰国した人々の暮らし (14日)

 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越僑(在外ベトナム人)150世帯以上が、電気も上水道もない水上家屋で暮らし、網漁で日々の生計を立てている。...

イオンエンターテイメント、「イオンシネマ」ベトナム1号店を開業 (15日)

 日本全国に「イオンシネマ」98劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社(東京都港区)は7日、ベトナム1号店となる「イオンベータ・ビンコムスマートシティ(AEON BETA Vincom Smart City)」を、ハノイ市の...

アジア開銀、ベトナムの25年GDP成長率予想を+7.4%に上方修正 (15日)

 アジア開発銀行(ADB)は10日、最新の「アジア経済見通し」を公表し、ベトナムの経済成長率予想を上方修正した。同行は輸出需要の回復を背景に、米国の関税政策を巡る不透明感が残るなかでも、ベトナム経済は堅調...

マツダ、ホーチミンに東南アジア初の旗艦ショールームを開設 (15日)

 ホーチミン市トゥードゥック街区で11日、マツダの東南アジア初となる旗艦ショールームがオープンした。同店舗は、提携関係にある地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THAC...

ハノイ市、30年までにPM2.5を24年比20%削減 国会決議 (15日)

 国会は10日、環境保護に関する政策・法律の実施効果を高めるための決議を採択し、この中でハノイ市とホーチミン市の2大都市に対し、大気汚染の早急な改善措置を実施するよう要請した。  特にPM2.5(微小粒子...

ビングループ、建設業界に本格参入 労働者10万人募集 (15日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)が建設業界への本格参入に向けて準備を進めている。傘下のビンコンス建設投資開発(Vincons Construction Developme

第15期国会第10回会議が閉幕、最終会期で法律51本を可決 (15日)

 第15期(2021年~2026年任期)国会の最終会期となる第10回会議が11日に閉幕した。  今国会で51本の法律が可決、39本の決議が採択された。また国会は、会期中に採択した決議の中で、政府に対して今後の重要任...

映画ファンド「ファンドゴー」始動、ベトナム映画を世界へ (15日)

 地場イノベーションファンド「ファンドゴー(FUNDGO)」は南中部地方ダナン市で10日、映画ファンド「ファンドゴー・シネマ(FUNDGO Cinema)」を立ち上げたと発表した。  ファンドゴー・シネマは、ファンドゴー...

ホーチミン:公共交通指向型都市開発、ベンタイン駅周辺など優先 (15日)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)沿いの公共交通指向型都市開発(Transit-Oriented Development=TOD)に関する実施計画を発表した。    TODは自動車に依存し...

ホーチミン:売春斡旋罪で元客室乗務員と中国人の男に禁固刑 (15日)

 ホーチミン市人民裁判所は11日、売春斡旋罪に問われていた元客室乗務員の女と、その愛人の中国人の男らに有罪判決を言い渡した。  売春斡旋ルートを運営していたディン・ティ・タイン・トゥエン被告(女・32...

ダイキン、地場アイングエンを買収へ ソリューション事業強化 (15日)

 ダイキン工業株式会社(大阪府大阪市)は、子会社のダイキンベトナム(Daikin Air Conditioning Vietnam、ホーチミン市)を通じて、ベトナムの有力計装システムインテグレーターであるアイングエン・トレーディング...

ホーチミン:SEA Gamesのパブリックビューイング実施 (15日)

 ホーチミン市人民委員会はこのほど、タイで開催中の第33回東南アジア競技大会(SEA Games 33)に出場している男子サッカーU-22ベトナム代表を応援すべく、同市サイゴン街区(旧1区)レロイ(Le Loi)通りに大型LEDモ...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved