ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

スクールバスに9時間置き去り、6歳男児が死亡―入学2日目

2019/08/08 06:20 JST配信
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大.

 ハノイ市の小中一貫校で6日、スクールバスに乗って登校した6歳男児がバスの中に9時間置き去りにされる事故が発生した。男児は午後4時30分の下校時間に教員によって発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。

 事故が起きたのは、カウザイ区にある小中学校「ゲートウェイ・インターナショナル・スクール(Gateway International School)」(89 Khuc Thua Du, phuong Dich Vong, quan Cau Giay, TP. Ha Noi)。

 小学1年生のL・H・L君(同区在住)は、スクールバスでの送迎で同校に通学していた。事故が起きたのは入学してわずか2日目のことだったという。父親の話では、事件当日の午前6時55分ごろにL君を送り出したが、午後4時半ごろに連絡を受けてE病院に駆けつけた時には、L君は既に息を引き取った後だった。

 スクールバスは16人乗りの小型バスで、運転手と生徒管理担当者、L君を含む生徒13人の計15人が乗っていた。L君は車内の奥の座席に座っていた。運転手と生徒管理担当者はこの日、生徒を学校へ送り出した後にバスの車内を確認することもなく、車両のドアを施錠した。

 L君は車内に置き去りにされたまま9時間、誰にも気づかれなかった。担任の教員は出欠確認の時にL君がいないことに気づいて保護者連絡システムに報告したが、学校側は保護者にL君が出席していないことを通知しなかった。これについて同校のチャン・ティ・ホン・ハイン理事長は、「保護者連絡担当者が休暇中だったため」と説明している。

 同日午後4時ごろ、生徒の帰宅時間の準備をしていた生徒管理担当者が運転席の後ろで倒れているL君を見つけた。L君は意識不明の状態で同校の保健室で応急処置を施された後、E病院に救急搬送された。しかし、同病院によると、病院に搬送される前に死亡していたという。

 L君の父親は、「学校側は嘘を付いていた。病院に駆け付けた時には息子は既に硬直した状態で、身体のぬくもりも消えてしまっていた」と訴えた。L君は一人っ子だった。

 検死の結果、L君の頭部に3×2cmの皮下血腫がみられたほか、食道は空っぽで気管支からは大量出血し、心筋も損傷していたことが確認された。

 同校は外部業者に生徒の送り迎えを委託しており、事故が発生したスクールバスも外部業者が保有しているものだった。

 警察は運転手や生徒管理担当者、担任教員など関係者の事情聴取を行うなどして捜査を急いでいる。関係者は過失致死罪で送検されるとみられている。

【関連記事】

スクールバス車中置き去り死亡事故、控訴審で被告3人減刑 (2020/08/13)
スクールバス車中置き去り小1男児死亡事故、被告らに禁固1~2年の判決 (2020/01/16)
走行中の小型バスから小学生がまた転落、バックドア故障も修理せず (2019/12/03)
走行中のスクールバスから小学生3人が転落、バックドア開く (2019/12/02)
スクールバス車中置き去り小1男児死亡事故、担任教諭を在宅起訴 (2019/10/16)
スクールバス車中置き去り小1男児死亡事故、運転手を在宅起訴 (2019/09/05)
スクールバス車中置き去り小1男児死亡事故、生徒管理担当者を起訴 (2019/08/28)
ハノイ:“本物”の国際学校のリスト発表―スクールバス車中置き去り死亡事故の余波 (2019/08/21)

[Vnexpress 21:35 6/8/2019, zing 20:46 06/08/2019, kenh14 00:05 07/08/2019 09:09 07/08/2019, A].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
中国語人材の需要が日本語人材の2.4倍に、高給提示も (5:55)

 ベトナムの労働市場では、中国語を使える人材の価値が急速に高まっている。企業は同等の職種でも中国語の対応が可能な人材に高給を提示しており、中国語人材の求人件数と給与水準はともに日本語人材や韓国語人...

アンザン省の「オケオ・バテ考古遺跡区」、世界遺産に登録申請へ (5:18)

 マイ・バン・チン副首相は、南部メコンデルタ地方アンザン省の「オケオ・バテ考古遺跡区」の科学的資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に送付し、世界遺産への登録を申請することに同意した。  チン副首...

北陸電力、ベトナムで合弁会社を設立へ 再エネ事業に参画 (4:58)

 北陸電力株式会社(富山県富山市)は、ベトナムにおける水力発電事業をはじめとする再生可能エネルギー事業への参画を目的として、パートナー事業者とベトナムに合弁会社を設立することを決定した。  パート...

ホーチミンの市場とともに生きる:ダイクアンミン市場 (25日)

 ホーチミン市旧5区(現在のチョロン街区)にあるダイクアンミン市場(cho Dai Quang Minh)は、別名「ダイクアンミン商業センター(trung tam thuong mai Dai Quang Minh)」とも呼ばれている。この市場は、かつては...

ミスミ、越中の製造拠点に約20億円投資 データセンター需要に対応 (4:45)

 ファクトリーオートメーション(FA)や金型部品などの事業を手掛ける株式会社ミスミグループ本社(東京都千代田区)は29日、生成人工知能(AI)の世界的普及に伴い急拡大するデータセンター市場向け製造装置に用いら...

ブライセン、フエ大学傘下科学大学とAI研究・開発で産学連携 (3:47)

 サプライチェーンマネジメントやシステムエンジニアリング、データエンジニアリングなどの事業を手掛ける株式会社ブライセン(東京都中央区)およびブライセンベトナム(BRYCEN Vietnam、北中部地方フエ市)は、フ...

「ベトナム旧正月フェスティバルin福岡」、1月31日から開催 (2:46)

 「2026ベトナム旧正月フェスティバルin福岡」が、1月31日(土)と2月1日(日)の両日に福岡・県営天神中央公園で開催される。  開催場所は西中洲エリア貴賓館前広場、開催時間は1月31日が11時30分から20時まで...

特別ビザ免除制度を本格展開へ、政府が実施計画を公布 (29日)

 グエン・ホア・ビン第一副首相は、経済・社会発展に資する特別優遇対象の外国人に対する期限付き査証(ビザ)免除制度を規定する政令第221号/2025/ND-CPを円滑に実施するための計画に関する首相決定第161号/QD-TT...

サンG、フーコック島で複合都市区2件を着工 27年のAPECに対応 (29日)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)は28日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で、バイダットドー複合都市区とヌイオンクアン・エコツーリズム複合都市区の2案件を着工した。 ...

カインホア省:カーナーLNG火力発電所、投資家決定 (29日)

 南中部地方カインホア省人民委員会は28日、カーナー液化天然ガス(LNG)火力発電所プロジェクトの投資家選定結果を承認した。チュンナム(Trung Nam)・シデロスリバー(Sideros River)の共同企業体(JV)が落札した。...

ホーチミン:メトロ2号線の一部区間、THACOが事業化調査へ (29日)

 ホーチミン市人民委員会は、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~トゥーティエム間)について、地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)に事業化調査(FS)の実施を許...

ベトナム、ニパウイルス対策強化 監視徹底と感染管理を指示 (29日)

 保健省傘下の疾病予防局は27日、各衛生疫学研究所やパスツール研究所、検疫業務を行う各省・市の保健当局宛てに、ニパウイルス感染症の監視・予防対策を強化するよう求める緊急公文書第112号/PB-BTNを送付した...

ビンファスト、イスラエル企業と自動運転ロボカー開発へ (29日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は27日、自動車向け人工知能(AI)技術を手掛けるイスラエ

中国BYD、ベトナムで初のEV用電池工場を着工 投資額1.3億USD (29日)

 中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)の電池部門であるBYDバッテリー(BYD Battery)と、長距離バス最大手フタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手掛ける地場キムロ...

ダクラク省:軍用練習機が墜落、操縦士は脱出し無事 (29日)

 28日朝、南中部地方ダクラク省で軍用練習機が訓練中に墜落した。  国防省によると、防空空軍部隊の空軍士官学校第940連隊のディン・タイン・チュン中尉が訓練計画に基づき練習機「Yak-130」を操縦し、午前7...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved