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1.ハノイで米朝首脳会談を開催
2月27日と28日に第2回米朝首脳会談がハノイ市で開催され、米国のドナルド・トランプ大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がベトナムを訪問した。最終的に米朝両国は合意に至らず、共同宣言の発表も見送られた。
2.ベトナムEU自由貿易協定に調印
6月30日、ベトナムと欧州連合(EU)はベトナムEU自由貿易協定(EVFTA)およびベトナムEU投資保護協定(EVIPA)の2つの協定に正式に調印した。ベトナムは、EUがFTAを締結するアジアの国々の中で日本、韓国、シンガポールに次ぐ4か国目となった。
3.元情報通信相2人を逮捕
情報通信省傘下で携帯通信大手のモビフォン(MobiFone)が、デジタルテレビ放送サービスを提供する地場オーディオ・ビジュアル・グローバル(Audio Visual Global=AVG)株95%を購入し多額の公的資産損失をもたらした汚職事件で、元情報通信相(2011年~2016年任期)のグエン・バック・ソン被告(男・66歳)や前情報通信相(2016年~2018年任期)のチュオン・ミン・トゥアン被告(男・59歳)らが逮捕・起訴された。
4.アフリカ豚コレラの感染拡大
2月中旬にベトナム国内でアフリカ豚コレラ(ASF)の最初の感染が確認されて以降、全国で猛威を振るい、9月までに全63省・市に感染が拡大した。
5.ハノイで環境汚染事故が続発
8月28日、ハノイ市にある国内トップクラスの照明器具メーカーランドン電球・魔法瓶[RAL](Rang Dong Light Source And Vacuum Flask=RALACO)の工場で大規模な火災が発生した。この火災で、液体水銀を使用した蛍光灯48万本、電球形蛍光灯160万個、タングステン白熱電球200万個などが焼失し、同工場から約15.1~27.2kgの水銀が放出されたと見られる。
また、10月にはハノイ市に隣接する西北部地方ホアビン省キーソン郡フーミン村(xa phu Minh, huyen Ky Son)にあるソンダー水道[VCW](Viwasupco)の浄水場周辺で廃油違法投棄事件が発生し、ハノイ市南西部の広域で水道水が悪臭を放ち生活用水として利用できない状況が続いた。
6.SEA Games男子サッカー60年ぶり金メダル
11月30日から12月11日にかけて、フィリピンで第30回東南アジア競技大会(SEA Games 30)が開催された。選手568人を含めた856人から成るベトナム代表団は全56競技中43競技に出場し、金メダル98個、銀メダル85個、銅メダル105個の計288個のメダルを獲得し総合2位に輝いた。
男子サッカーはパク・ハンソ監督率いるU-22ベトナム代表がU-22インドネシア代表に3-0で勝利して金メダルを獲得した。ベトナムが男子サッカーで金メダルを獲得するのは1959大会の南ベトナム代表以来で、実に60年ぶりの快挙。南北統一後では史上初となった。
7.大規模麻薬密売ルートを多数摘発
3月20日、ホーチミン市で過去最大規模となる麻薬密売ルートが摘発され、麻薬密売に関与したとされる中国人、ラオス人、ベトナム人を含む容疑者11人が逮捕された。
8.貿易収支109億USDの黒字
税関総局の統計によると、2019年1-11月期の輸出額は前年同期比+7.9%増の2416億5100万USD(約26兆5800億円)、輸入額は同+6.6%増の2307億0800万USD(約25兆3780億円)。これにより、1-11月期の貿易収支は109億4300万USD(約1兆2040億円)の黒字となった。