ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

新型コロナ、ベトナム国内患者14人に―ビンフック省で新たに2人

2020/02/10 11:26 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre 写真の拡大.

 保健省は9日、ベトナム国内で新型コロナウイルス(nCoV)の感染が新たに確認されたと発表した。これに先立つ7日夜にも1人の感染が確認されており、10日午前の時点でベトナム国内の患者数は14人となっている。14人のうち3人は既に完治し退院している。

 7日夜に感染が発表されたのは北部紅河デルタ地方ビンフック省ビンスエン郡ティエンケー村(xa Thien Ke, huyen Binh Xuyen)に住む29歳の女性で、武漢で研修を受け帰国した日系企業従業員の1人。この女性は発熱や咳などの症状がないものの、検査で陽性だった。

 9日に感染が発表されたのはビンフック省ビンスエン郡ソンロイ村(xa Son Loi, huyen Binh Xuyen)に住む55歳の女性で、先に感染が確認されていた日系企業従業員Dさん(23歳)の近隣住民だという。Dさんの母親(49歳)と妹(16歳)も6日までに感染が確認されている。

 女性は1月28日にテト(旧正月)の挨拶でDさんの家を訪れ、約1時間滞在。その後Dさんの感染が確認されたことで、この女性は接触者リストに追加され、監視されていた。4日から発熱や頭痛、鼻水などの症状が出たため、ビンスエン郡の病院で隔離され、検査を受けたところ陽性だった。

 7日夜に発表された29歳の女性とDさんらはビンスエン郡のタンロン工業団地にある日本プラスト株式会社(静岡県富士宮市)のベトナム子会社に務めており、8人で武漢に派遣され研修を受けた後、1月17日に中国南方航空(China Southern Airlines)のCZ8315便でハノイ市へ全員一緒に帰国した。

 現在のところ武漢へ渡航した8人のうち6人が検査で新型コロナウイルス陽性だった。残る2人は引き続き隔離されている。

【ベトナム国内の感染者】

ホーチミン市:3人(うち1人退院)
◇南中部沿岸地方カインホア省:1人(退院)
◇北中部地方タインホア省:1人(退院)
◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:9人(ビンフック省で5人、ハノイ市中央熱帯病病院で4人が治療中)

【関連記事】

ビンフック省:新型コロナ感染者が集中する村を封鎖―全村民を隔離 (2020/02/13)
新型コロナ、ベトナム国内感染者が16人に―ビンフック省だけで11人 (2020/02/13)
ホーチミン:新型コロナ感染疑い例ゼロに (2020/02/12)
観光部門の損害額は77億USDも、新型コロナ感染拡大で (2020/02/11)
新型コロナ、ベトナム国内患者15人に―ビンフック省の乳児が感染 (2020/02/11)
ベトナム:新型コロナウイルス検査キットを近く量産開始 (2020/02/11)
ダイヤモンド・プリンセス号、ベトナムではハロン湾とフエに寄港 (2020/02/10)
日本政府、JICAを通じてベトナムに新型コロナ検査試薬を供与 (2020/02/10)

[Tuoi Tre 12:18 09/02/2020, 21:16 07/02/2020 / Zing 12:46 09/02/2020, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミン:郊外のブドウ園カフェがSNSで話題に (15日)

 ホーチミン市トイアン街区(旧12区)にオープンしたブドウ園カフェがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で人気を集めている。都会の喧騒を離れ、頭上を生い茂るブドウの房を眺めながら、冷たいコーヒ...

ハノイ:「オペラハウスの115年」特別プログラムを開催 (15日)

 ハノイ市の市民劇場(オペラハウス)はこのほど、劇場落成115周年を記念した特別プログラム「光とテクノロジーで語るオペラハウスの115年(115 nam Nha hat ke chuyen - di san cat loi bang anh sang va cong ngh...

26年のGDP成長率目標+10%以上、国会決議 (14日)

 国会は13日、2026年の経済社会発展計画に関する決議を採択した。決議では、15の主要目標と、11の重要任務および対策を規定している。  主な経済指標の目標は、◇国内総生産(GDP)成長率:+10%以上、◇国民1人...

ホーチミンの市場とともに生きる:ニティエンドゥオン市場 (9日)

 ホーチミン市の伝統的な市場は、少しずつ過去のものになりつつある。市場では、年を取った商人たちが屋台のそばに座り、にぎやかで慌ただしい現代の中で、記憶の炎を静かに守り続けている。  タンディン市...

ホーチミン:野菜価格が高騰、長引く雨で供給途絶 (14日)

 ホーチミン市では現在、長引く雨の影響により野菜の供給量が大幅に減少し、価格が急上昇している。この値上がりは家計を直撃し、飲食業や小売業者も苦境に立たされている。  市内のホックモン卸売市場とト...

ビンバス、国内初の電動スクールバスサービスを開始 (14日)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製EV・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM

米モトローラ、ベトナム市場に再参入 スマホ5機種投入 (14日)

 米モトローラ(Motorola)が、ベトナムのスマートフォン市場に復帰した。同社は5機種の新型スマートフォンを投入し、本格的に再参入を図る。  投入されたのは、「Motorola Razr 60」、「Motorola Edge 60 Fus...

国産ブロックチェーンプラットフォーム「オナスチェーン」登場 (14日)

 オナスチェーン・ブロックチェーン・テクノロジー(OnusChain)は11日、南中部地方ダナン市で国産ブロックチェーンプラットフォーム「オナスチェーン」を発表した。  同プラットフォームは、教育機関、企業、...

地場ミンタックグループ、韓国電力技術と提携 洋上風力発電事業で (14日)

 韓国電力公社(KEPCO)の子会社で、発電所の設計や建設などを手掛ける韓国電力技術(KEPCO Engineering & Construction Company)は10日、再生可能エネルギー事業の開発や投資を行うベトナムのミンタックグループ(M...

チュングエン・レジェンド、ホーチミン中心部に新店舗をオープン (14日)

 地場大手コーヒーメーカーのチュングエングループ(Trung Nguyen Group)傘下のチュングエン・レジェンド(Trung Nguyen Legend)は11日、ホーチミン市サイゴン街区パスツール(Pasteur)通り164番地に新店舗「チュン...

プルマンホテルでの違法賭博事件、官僚ら被告141人に有罪判決 (14日)

 ハノイ市人民裁判所は12日、2024年6月にハノイ市のホテル「プルマン・ハノイ(Pullman Hanoi)」内のクラブ「キングクラブ(King Club)」で摘発された賭博事件の被告141人に有罪判決を下した。  キングクラブ...

クオン国家主席、初訪越のヨルダン国王と会談 (14日)

 ルオン・クオン国家主席は12日、ベトナムを公式訪問したヨルダンのアブドッラー2世国王陛下と会談した。国王のベトナム公式訪問は、両国が外交関係樹立45周年(1980年~2025年)を迎える中で行われたもの。  ...

ロシア製抗がん剤、保健省がベトナムでの流通許可 (14日)

 保健省医薬品管理局はこのほど、ロシア製抗がん剤「ペンブロリア(Pembroria)」に対して、ベトナムでの流通登録証明書を発行した。  主成分はペンブロリズマブ(Pembrolizumab)で、肺がんや黒色腫、大腸がん...

ラオカイ省人民委主席がニンビン省人民委主席に転任 (14日)

 西北部地方ラオカイ省人民委員会主席を務めていたチャン・フイ・トゥアン氏は12日午前、書記局の決定により、北部紅河デルタ地方ニンビン省共産党委員会副書記(2025~2030年任期)に就任した。  また、同日...

FPTとヤマト運輸、ベトナム人大型トラックドライバー育成で協業 (14日)

 ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)とヤマトホールディングス株式会社(東京都中央区)傘下のヤ

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved