ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

国際線乗り入れを再停止、ベトナム人の隔離規定に不備

2020/10/08 16:55 JST配信

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危険性が低い国・地域から外国人専門家・投資家・高技能労働者の受け入れや国外で立ち往生しているベトナム人を帰国させるための国際線の定期便運航が9月下旬に再開したばかりだが、入国者の隔離規定に不備があるとして、交通運輸省傘下ベトナム民間航空局(CAAV)が国際線の乗り入れを一時停止することを決定した。

 入国後の隔離については、外国人の隔離はスムーズに行えているものの、ベトナム人に対する隔離規定は隔離先ホテルの選定や隔離費用の徴収などのルールに統一性を欠いていたため、抗議の声が上がっていた。

 こうした事態を受け交通運輸省は、国際線定期便の乗り入れの一時停止を決定。現在、ワークフローについて保健省からのガイダンスを待っている。保健省は全国で適用可能なワークフローを策定中で、10日までに完成させて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防国家指導委員会に提出する方針。

 また交通運輸省は7日、ノイバイ国際空港タンソンニャット国際空港に乗り入れる国際線について今後の運航計画を発表し、ハノイ市ホーチミン市の当局に意見を仰いでいる。

 計画によると、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)とベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の2社の運航する4便(最大1304席)が火・水・木・金にハノイ市に、5便(最大1290席)が火(2便)・水・木・金にホーチミン市にそれぞれ乗り入れる。各路線は、台湾、中国、韓国、日本、ラオス、カンボジアの6か国・地域からベトナムに乗り入れるもの。

最終更新:2020年10月8日 19:42JST

【関連記事】

ベトナム、国際線定期便の乗り入れを停止 市中感染再発生で (2020/12/02)
保健省、国際線定期便の運航再開に向けたワークフローを発表 (2020/10/30)
バンブー航空、国際線を運航再開 20日よりハノイ~台北線 (2020/10/23)
海外からの観光者受け入れは引き続き停止、首相決定 (2020/10/22)
ホーチミンから入国する外国人専門家、近隣7省は勤務地で隔離 (2020/10/09)
ベトナム航空の韓国発便がハノイに到着、新型コロナ後初の国際線定期便受け入れ (2020/09/28)
副首相、国際線定期便の運航再開を指導 条件など提示 (2020/09/16)
国際線定期便の運航再開を一時延期 入国者受け入れ計画案まとまらず (2020/09/15)

[Zing 16:42 7/10/2020 / Vnexpress 22:00 7/10/2020 / NLD 22:55 07/10/2020  U].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
フーコック国際空港、26年年初からサングループが運営引継ぎ (14:32)

 観光不動産開発を手掛けるサングループ(Sun Group)傘下のサン空港社(SAC)は、フーコック国際空港(南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック島)におけるベトナム空港社[ACV](Airpor

インボイス不発行の罰金額を規定、26年1月施行の新政令 (13:15)

 税務・インボイスに関する行政処分を規定した政令第125号/2020/ND-CPの一部を改正・補足する政令第310号/2025/ND-CP(2026年1月16日施行)では、税務・インボイス違反に対する処分内容が更新される。  新政令...

THACOと韓国現代ロテムが戦略提携、高速鉄道車両の国内生産で (13:01)

 地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)は4日、鉄道車両や軍用兵器等を生産している韓国の現代ロテム(ヒョンデロテム=Hyundai Rotem)との間で、ベトナムの高速鉄道お...

車いすでピックルボールに打ち込む人々 (7日)

 グエン・バン・フアンさん(男性・40歳)は毎週、東北部地方クアンニン省からハノイ市まで100km以上の道のりを三輪バイクで走り、ピックルボールに打ち込んでいる。フアンさんにとって、ピックルボールは障がいへ...

電動車両の充電サービス向け電気料金、最大25円/kWhに (6:34)

 商工省はこのほど、電動車両の充電サービスに対する小売電気料金の規定を盛り込んだ通達第60号/2025/TT-BCTを発出した。同通達は、一部条項を除き即日施行された。  電動車両の充電サービスに対する小売電...

ベトナム・カンボジア首相が会談、新たな国際国境検問所も開通 (6:23)

 ファム・ミン・チン首相とカンボジアのフン・マネット首相は8日、タンナム(ベトナム南部地方タイニン省)・メウンチェイ(カンボジア南部プレイベン州)国際国境検問所の開通式の共同主宰に合わせて、会談を行った...

信頼性の高い製薬会社、ハウザン製薬が製薬部門で8年連続首位 (5:39)

 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は5日、2025年の信頼性の高い製薬会社トップ10を発表した。製薬部門では、ハウザン製薬[DHG](Hau Giang Pharmaceutical)

ハロン湾:観光時に個人情報の提供が必要に、12月10日から (5:03)

 ハロン湾・イエントゥー世界遺産管理委員会は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産である東北部地方クアンニン省のハロン湾の観光チケット販売管理業務に必要な情報提供に関する通知第64号/TB-BQLDS...

米海軍の艦船「トリポリ」など2隻、ダナンに寄港 (4:48)

 米海軍第7艦隊のアメリカ級強襲揚陸艦「トリポリ(USS Tripoli、LHA-7)」とタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「ロバート・スモールズ(USS Robert Smalls、CG-62)」の2隻が8日、2000人余りを乗せて南中部地方ダナン...

InsureMOとFPT、戦略的パートナーシップを締結 保険業務改革で (4:09)

 シンガポール発の保険業界向けのテクノロジープロバイダーであるInsureMO株式会社(東京都港区)は、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパ

Abalance、フート省に設立した連結孫会社を特定子会社に異動へ (3:43)

 太陽光パネル製造事業やグリーンエネルギー事業などを手掛けるAbalance株式会社(東京都品川区)の連結子会社であるTOYOの傘下で、5日付けで北部地方フート省に設立されたTOYO SOLAR CLEAN ENERGYは、資本金とし...

ワークアカデミー、ホーチミン市経済大学などと人材育成で連携 (2:32)

 大学授業運営や資格講座運営などの教育サービスを展開する株式会社ワークアカデミー(大阪府大阪市)は11月26日、ホーチミン市経済大学(UEH)およびゴエン・ビジネス・トレーニング(GOEN Business Training)との間...

ビンフューチャー賞、HPVワクチン開発に貢献の4人に大賞 (9日)

 画期的な科学技術イノベーションを表彰することを目的とする国際科学技術賞「第5回ビンフューチャー(VinFuture)賞」の授賞式が5日、チャン・タイン・マン国会議長の立ち会いのもと、ハノイ市で開催された。 ...

ビンファスト、電動バイクのオンライン販売を開始 (9日)

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)はこのほど、電動バイクのオンライン販売を公式サイト<

ベカメックス東急、ビンズオン新都市で商業施設の拡張エリアを開業 (9日)

 東急株式会社(東京都渋谷区)とベカメックスグループ[BCM](Becamex Group)の合弁会社で、ホーチミン市(旧ビンズオン省)のビンズオン新都市の開発を手掛けるベカメックス東急(BECAMEX

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved