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ハノイ市警察は12月31日、同市でICチップを埋め込んだ新たな身分証明書(IDカード)の発給を開始した。
市警察は2021年7月1日までに、個人識別番号(マイナンバー:個人の識別番号として国民に割り当てる12桁の番号)がまだ付与されていない14歳以上の市民約250万人に対してICチップ付きの新たなIDカードを発給する。
市警察は市民の需要に対応するため、受付時間を通常の8時間から10時間に延長するほか、教育施設や住宅区内などにも移動式の発給所を設置する形で事業を積極的に進めている。
公安省はハノイ市を皮切りに、ホーチミン市、南中部沿岸地方ダナン市、南部メコンデルタ地方カントー市、北部紅河デルタ地方ハイズオン省などでもICチップ付きIDカードを発給し、2021年7月1日までに5000万枚を発給することを目標に掲げている。
紙製のIDカードやバーコード付きのPET樹脂製のIDカードについては、有効期限内であれば引き続き使用でき、ICチップ付きIDカードに書き換える必要はないという。
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