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グエン・スアン・フック首相は、ベトナムに入国した外国人専門家に対し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再検査を行うよう全国の保健当局に指示した。
これにより、保健当局は、ベトナムに入国して既に隔離期間を終えた外国人専門家全員に対し、新型コロナウイルスの再検査を実施することになった。
さらに首相は、保険当局と各自治体に対し、新規の市中感染を予防すべく封鎖エリアと隔離施設の管理・監視を強化するよう指導したほか、集中隔離措置については完全に人民軍の管轄とすることを決めた。
外国人専門家に対する再検査を決めた背景には、ハノイ市で13日、外国人専門家として入国した日本人男性(54歳)が死亡したことがある。この男性は死後の検査で新型コロナに感染していることが確認され、国内2229人目の感染者となった。
男性は1月17日にベトナムへ入国し、31日までホーチミン市のホテルで隔離措置を受け、この間に2回の新型コロナウイルス検査を受けたがいずれも陰性だった。1月31日に隔離期間を終え、2月1日にハノイ市へ移動。その後、13日に滞在先のホテルで死亡しているのが発見された。
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