ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

市中感染急拡大のバクザン省、抗原検査を導入 スクリーニング目的

2021/05/26 13:32 JST配信
(C) laodong
(C) laodong 写真の拡大.

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が急拡大している東北部地方バクザン省は26日から、陽性者をより迅速に発見するため、感染リスクが高い省内3地域で抗原迅速検査キット(クイックテスト)を導入する。

 対象となるのは、感染流行地域であるベトイエン郡(huyen Viet Yen)のヌイヒエウ(Nui Hieu)村、チュンドン(Trung Dong)村、タムタン(Tam Tang)村。ベトイエン郡当局によると、同3村の人口は計1万8723人。

 これは、グエン・タイン・ロン保健相が25日午後に決定したもの。バクザン省では、感染リスクが高い人をスクリーニングする際のリアルタイムRT-PCR検査が追い付いておらず、約1万5000人が検査待ちの状態にあることから、スクリーニングに抗原検査を導入することとした。

 抗原検査は15分で結果が得られ、精度は70~75%。抗原検査の陽性者は直ちに隔離され、RT-PCR検査を受けることになる。

 バクザン省疾病管制センターは、ハノイ市から提供された分も含めて計2万7300回分の抗原検査キットを確保済みだ。

 なお、同省では26日午前までに、4月27日以降の第4波で1454人の市中感染者が確認されている。同省の25日の市中感染者は375人に上り、過去最多となった。

 ロン保健相によると、同省では感染者の接触者(F1)が感染者(F0)になる割合が55~79%と高く、主に工場労働者が多い工業団地の入居企業でその傾向が顕著だという。

【関連記事】

抗原検査キットを価格安定化品目扱いへ、非効率的な調達で費用かさむ (2021/09/30)
バクザン省:出稼ぎ労働者3万人の帰省を実施、感染制御の圧力緩和で (2021/06/11)
新型コロナ:市中感染24人、バクザン省の第4波市中感染1543人に(27日午前発表) (2021/05/27)
新型コロナ:26日の市中感染235人、第4波の市中感染3000人超える(26日午後発表) (2021/05/26)
新型コロナ第4波の震源地バクザン省、工業団地を段階的に再開へ (2021/05/26)
新型コロナ:市中感染40人、ハノイで隔離中の7人感染確認(26日正午発表) (2021/05/26)
新型コロナ:市中感染80人、バクザン省の感染拡大続く(26日午前発表) (2021/05/26)
新型コロナ:25日の市中感染444人で過去最多更新、バクザン省だけで375人(25日午後発表) (2021/05/25)

[VnExpress 06:41 26/05/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
電子機器のコーセル、ベトナム子会社を解散・清算へ (2:37)

 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結子会社)で電子部品の製造・販売を行うコーセル・ベトナム(COSEL VIETNAM、ホーチミン市)を解散・清算する。...

サンG、フーコック島で国内初の軽量軌道交通路線を着工 (22日)

 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)で着工した。同事業は2027年にフーコック島で開催予定のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に対応する...

IQが高い国、ベトナムは世界27位 中国や台湾が同率1位 日本5位 (22日)

 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した知能指数(IQ)に関する報告書(Countries by IQ - Average IQ by Country 2025)によると、ベトナ

ホーチミンの路上のライター修理店、愛好家の駆け込み寺 (21日)

 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロン街区グエンチーフオン通りを訪れた。男性は、ファム・バン・コーさん(男性・72歳)の店である、古びて傾...

ホーチミン:タクシーの7割以上が電動化、インフラ整備も加速 (22日)

 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で、全体の71%を占めている。旅客輸送分野におけるグリーン車両への転換が急速に進んでいる。  同市建...

未就学児向け日本語・中国語・韓国語教育を試験導入へ (22日)

 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」を承認する決定第2732号/QD-TTgに署名した。  同計画によると、2025~2030年にASEAN諸国の言語教育プ...

ホーチミン市国家大学、初の女性学長が誕生 富山大で博士号取得 (22日)

 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・タイン・マイ教授がこのほど学長に昇進した。同大学では初の女性学長となる。  マイ女史は1974年生まれ...

通信大手VNPT、AI専門会社「VNPT AI」を設立 AI戦略を強化 (22日)

 ベトナム郵便通信グループ(VNPT)は18日、2026年計画実施会議の枠組みの中で、人工知能(AI)専門会社「VNPT AI」を設立した。  VNPTのフイン・クアン・リエム社長は式典で、VNPT AI設立の狙いについて、グル...

ロンタイン国際空港、初の旅客便を受け入れ 第一副首相が搭乗 (22日)

 東南部地方ドンナイ省のロンタイン国際空港は19日、初の民間旅客便を受け入れた。同空港が受け入れた初の民間旅客便は、全日空ANAが出資するベトナムのフラッグキャリアであるベトナム

ビングループ、ハノイでオリンピック都市区着工 投資総額5.5兆円 (22日)

 地場系コングロマリットのビングループ[VIC](Vingroup)は12月19日、ハノイ市で計画されているオリンピックスポーツ都市区建設案件を着工した。式典には、ファム・ニャット・ブオン

南北高速道路、北端ランソン省から南端カマウ省までが一本で開通 (22日)

 南北高速道路は19日、北端のフウギ国境ゲート~チーラン間高速道路(約60km)および南端のカントー~カマウ間高速道路(約110km)などが暫定開通したことで、東北部地方ランソン省フウギ国境検問所から国内最南端カ...

衣料ストライプ、「earth music&ecology」などベトナム初出店 (22日)

 株式会社ストライプホールディングス(岡山県岡山市)のグループ会社であるストライプベトナム(STRIPE VIETNAM、ハノイ市)は6日、ハノイ市タイホー街区にある大型ショッピングモール「ロッテモール・ウエストレイ...

阪急阪神不動産とシーアールイー、ハイフォンで物流倉庫を竣工 (22日)

 阪急阪神不動産株式会社(大阪府大阪市)と株式会社シーアールイー(東京都港区)は、シンガポール政府系企業セムコープ・デベロップメント(Sembcorp Development)と共同でセムコープ・インフラ・サービシズ(Sembco...

ホーチミン:プロ選手養成のピックルボールアカデミー開校 (22日)

 ピックルボールのプロ選手養成を目指す「D-JOYスポーツアカデミー」が13日にホーチミン市で開校した。ピックルボールは国内で急速に普及しており、コミュニティにおけるトレンドから体系化されたトレーニングプ...

ホットヨガのLAVA、ハノイ進出 複合フィットネススタジオ開業 (22日)

 日本全国に700店舗以上のホットヨガスタジオ「LAVA」などを運営する株式会社LAVA International(東京都港区)は1日、ベトナム国内2店舗目となる大型複合フィットネススタジオ「ラバ・25フィット・ザンボー(LAVA×...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved