ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ハノイ:市内全域に首相指示第16号の社会的隔離措置適用、24日午前6時から

2021/07/24 11:45 JST配信
(C) tuoitre
(C) tuoitre 写真の拡大.

 ハノイ市は、市内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が急拡大していることを受け、7月24日午前6時より市内全域に最も規制が厳しい首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置を適用する。この措置は15日間にわたり適用する。

 市民は、◇食料品などの生活必需品・医薬品の購入、◇救急・診療、ワクチン接種、◇工場・生産施設・サービス施設、必需品関連施設での勤務などの目的で外出することが可能だが、それ以外の不要不急の外出は自粛しなければならない。

 また、人と人との距離を2m以上あけること、職場や病院、学校以外の公共の場に2人を超えて(3人以上で)集合しないこと、ウェブサイト<tokhaiyte.vn>またはアプリ「Ncovi」、「Bluezone」で毎日健康申告を行うこと、何らかの症状が現れた場合は直ちに地元当局や医療施設に連絡することなどを求めている。

 必要不可欠なサービスや工場などは、感染防止策と安全を確保した上で営業することが可能。ただし、工業団地内の工場などでは「3つの現場」(◇現場での生産、◇現場での食事、◇現場での休憩・宿泊の体制)または「1つのルート・2つのスポット」(1つのルートのみを通って労働者を住居(社員寮やホテルなどの宿泊施設)から生産現場に輸送する)を確保しなければならない。

 政府機関や企業などは自宅でテレワークを行い、機密文書の取り扱いなど必要不可欠な場合のみ出社する。緊急でない対面の活動や会議も中止し、会議はオンラインで行う。

 公共交通機関については、市内の路線バス、タクシー、配車アプリによるチャーター車(自動車)、バイクタクシー(配車アプリ含む)、観光バス、省・市をまたぐ長距離バスの運行を一時停止する。

 なお、グラブ(Grab)の発表によると、同社は自動車とバイクによる旅客輸送とフードデリバリーサービスを一時停止するが、宅配サービス「グラブエクスプレス(GrabExpress)」(生活必需品のみ輸送)と「グラブマート(GrabMart)」は通常通りにサービスを提供する。

 ハノイ市が市内全域に首相指示第16号を適用するのはこれが2回目。前回は2020年4月に「リスクが高い」11省・市とともに約1か月にわたり同措置を適用した。

【関連記事】

ハノイ:首相指示第16号の社会的隔離措置を9月6日まで延長 (2021/08/20)
ハノイ:首相指示第16号の社会的隔離措置を15日間延長 (2021/08/06)
配車アプリのサービス停止相次ぐ、スーパーのオンライン販売も停滞 (2021/07/29)
ホーチミン:首相指示第16号の社会的隔離措置を延長、より厳しい措置も導入 (2021/07/23)
ハノイ:南部19省・市からの入域者に14日間の集中隔離を適用 (2021/07/22)
ドンナイ省:首相指示第16号の社会的隔離措置を8月1日まで延長 (2021/07/21)
ハノイ:市民に外出自粛を要請、公共の場で6人以上の集合禁止 (2021/07/19)
南部16省・市に首相指示第16号の社会的隔離措置適用 (2021/07/17)

[VnExpress 23:02 23/07/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
ホーチミン:メトロ1号線、25年1~6月期は8.4億円の赤字 (4日)

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社(HURC1)は、2025年1~6月期の監査済み財務諸表を公表した。報告によると、同期の税引後利益は▲1420億VND(...

ホーチミン:1日型デイサービスモデルの発展を奨励 (4日)

 ホーチミン市保健局はこのほど、日帰り利用の1日型デイサービスモデルの発展を奨励すると発表した。サービスの多様化を図って高齢者の心身の支援ニーズに応えるとともに、家族の負担を軽減することを目的として...

韓国系コンビニ「GS25」、400店舗達成 韓国製品に特化した戦略 (4日)

 コンビニエンスストア「GS25」を運営する韓国のGSリテール(GS Retail)はこのほど、ベトナムで展開する店舗数が400店舗に達したと発表した。  GSリテールは、2018年にホーチミン市に1号店を出店し、ベトナム...

貧しい人々の「最期の眠り」を見届けて20年、無償で葬儀を行う男性 (11/30)

 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げてきた男性がいる。  地元の人々は、ニャーベー村74集落の長であるレ・バン・サンさんを、親しみを込...

中国人観光客、ベトナムでQRコード決済が利用可能に (4日)

 中国人観光客は2日から、ベトナム国内で越境QRコード決済「ベトQRグローバル(VietQRGlobal)」を通じて、日常的に利用しているモバイル決済アプリでQRコード決済ができるようになった。  小売店、飲食店、商...

動画配信「Clip TV」がサービス終了へ、約20年の事業に幕 (4日)

 動画配信サービス「Clip TV」が、12月31日をもってサービスを終了する。  これは、公式ウェブサイトとアプリで発表されたもので、スマートフォンやスマートテレビ向けのオーバー・ザ・トップ(OTT)サービス...

ベトナム人がよく使うパスワード、「123456」が最多の190万件 (4日)

 パスワードマネージャーを提供するノードパス(NordPass)は、流出したログイン情報を基にパスワードの利用動向をまとめた。調査によると、ベトナムでは「123456」が約190万件と最も多く使われており、その数は2...

エネルギー分野の国家重点事業を承認、原発は30~35年稼働開始 (4日)

 ブイ・タイン・ソン副首相は、2035年までに実施するエネルギー分野の国家重点事業を承認する首相決定第2634号/QD-TTgに代行で署名した。  エネルギー分野の国家重点事業リストには、電源事業32件(火力発電2...

電子ビザで出入国可能な国境検問所、41か所追加 全国83か所に (4日)

 政府は2日、外国人が電子ビザで出入国できる国境検問所を新たに41か所追加する決議第389号/NQ-CPを公布した。  今回追加された国境検問所には、ビン国際空港(北中部地方ゲアン省)とチューライ空港(南中部地...

26年の新暦正月、連休ならず 1月1日のみ休日 (4日)

 2026年の新暦正月は、元旦が木曜日にあたるため、2026年1月1日(木)の1日のみ休日となる。  また、2026年のテト(旧正月)(旧暦1月1日=新暦2026年2月17日)に伴う休暇については、2026年2月14日(土)から2月22...

ベトテル、民間用花火を販売 実店舗とオンラインで (4日)

 国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は1日、全国の自社小売ネットワークで民間用花火の販売を開始した。大手小売業者としては初めての花火販売事業への参入となる。  祝日やテト(...

ハノイ:12月から公共電動自転車の運用開始、同市初 (4日)

 シェアサイクル事業を手掛けるチーナムグループ(Tri Nam Group)は12月1日、ハノイ市で初となる公共電動自転車の運用を開始した。グリーン交通促進の流れに合わせ、市内のシェアサイクル事業の多様化を図る方針...

トランスコスモスのベトナム開発子会社、HUFLIT大学と覚書 (4日)

 トランスコスモス株式会社(東京都豊島区)の100%子会社で、ベトナムでアジャイル開発サービスなどを提供するトランスコスモステクノロジーベトナム(transcosmos technology Vietnam、ホーチミン市)は11月24日、...

アグリツリー、ベトナム国内で実証設備を稼働開始 現地法人も設立 (4日)

 ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を中心とした太陽光発電設備及び蓄電池設備のコンサルティング・設計・資材調達・施工・維持管理、農作物の生産を手掛ける株式会社アグリツリー(福岡県那珂川市)は、ベ...

タイガー・ウッズ氏、ベトナムでゴルフ場を初設計 ビンG開発案件 (3日)

 「史上最高のゴルファー」と称されるタイガー・ウッズ氏が、自身が設立したゴルフコース設計会社のTGRデザイン(TGR Design)を通じて、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VI

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved