ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

入国者、22年1月1日から集中隔離不要に 3日間の自宅隔離のみ

2021/12/17 14:57 JST配信 (2021/12/17 15:50 JST最終更新)
(C) vnexpress
(C) vnexpress 写真の拡大.

 保健省は16日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として、入国者に対する隔離措置の新たなガイダンスを発表した。同ガイダンスは2022年1月1日から適用される。

 新たなガイダンスの適用により、2022年1月1日から全ての入国者は集中隔離を受ける必要がなくなる。

 ガイダンスによると、ベトナムへの入国者は、72時間以内に受けたPCR検査で陰性であることが条件となるほか、健康申告を行い、新型コロナ対策アプリ「PC-Covid」をインストールしなければならない。

 ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者は、自宅やホテル、リゾート、社員寮などの宿泊施設で3日間の自宅隔離を受ける。自宅隔離中は周囲の人々との接触を避け、外出してはならない。3日目にPCR検査を受け、結果が陰性だった場合、14日目まで健康観察を行う。陽性だった場合は規定に従い対応する。

 ワクチン未接種、または接種が終わっていない入国者は7日間の自宅隔離を受け、3日目と7日目にPCR検査を受ける。結果が陰性だった場合、14日目まで健康観察を行う。陽性だった場合は規定に従い対応する。

 18歳未満の未成年者、65歳以上の高齢者、妊婦、基礎疾患を持つ人は、当人のケアをする人と一緒に隔離を受けることが可能。ケアをする人は、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した人でなければならない。

 なお、保健省が8月に発表した現行のガイダンスによると、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者で、なおかつ検査結果が陰性の者に対し、7日間の集中隔離と、続く7日間の自宅での健康観察を適用する。

 これに関連し、政府はベトナム発着の国際線定期便について2022年1月1日から、◇北京(中国)、◇東京(日本)、◇ソウル(韓国)など、安全性の高い国との間で運航を再開することに同意した。保健省の新たなガイダンスは国際線定期便の運航再開に合わせたもの。

 保健省の新たなガイダンスでは、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が確認された国からの入国者に対する措置について言及されていないが、保健省とは別に、独自にオミクロン株対策に乗り出している地方自治体もある。

 ホーチミン市人民委員会がこれに先立つ14日に発表したオミクロン株対応計画によると、市はまず、空港と港湾での検疫を強化し、オミクロン株が確認された国からの入国者はワクチン接種や感染歴の有無を問わず、全員が集中隔離措置を受けなければならない。

【関連記事】

国際線定期便の運航再開、5か国と合意 4か国とも交渉進む (2021/12/30)
短期滞在の入国者は隔離不要に、保健省の最新ガイダンス (2021/12/27)
ベトナム~日本間の定期便、22年1月1日から運航再開 (2021/12/24)
ベトジェットエア、東京など5都市との国際線運航再開 22年1月1日から (2021/12/24)
ワクチン接種済み濃厚接触者の自宅隔離、全国で適用 保健省ガイダンス (2021/12/17)
ホーチミン:オミクロン株感染確認国からの入国者、全員に集中隔離適用へ (2021/12/15)
ドンナイ省:ワクチン接種済みの外国人、隔離を7日間に短縮 (2021/12/13)
政府、22年1月からの国際線運航再開に同意 まずは東京など9都市 (2021/12/11)

[VnExpress 15:27 16/12/2021 / The Saigon Times 19:40 16/12/2021, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
IT学ぶ身長110cmの「小さな孤児」、大学卒業までの道のり (10:20)

 混み合う大学の中庭で、身長110cmのグエン・ティ・フオンさん(女性・23歳)は、まるで小学生が足早に歩く大学生たちの中に迷い込んだかのように見える。  フオンさんは北部紅河デルタ地方ニンビン省旧キムソ...

世界とアジアのベストレストラン25年版、ベトナムから多数選出 (1日)

 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、トラベラーズチョイスアワードの「ベスト・オブ・ザ・ベスト・レストラン」2025年版を発表した。  「高級店」部門で、ハノイ市の...

コンダオ島:ピンクの目をしたアルビノのウミガメ17匹を放流 (1日)

 ホーチミン市コンダオ特区のコンダオ国立公園はこのほど、非常に珍しいアルビノのウミガメ17匹の孵化に成功し、海へ放流した。  すべてコンダオ諸島のホンカウ島の1つの巣穴にあった卵78個から生まれたもの...

フーコック:海上ショー「シンフォニー・オブ・ザ・シー」毎日開催 (1日)

 南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)にある観光地「サンセットタウン・フーコック(Sunset Town Phu Quoc)」では、11月1日から毎日午後7時50分から20分間、フライボードとジェットスキーによる海...

シンガポールとベトナム、コメ貿易で協力 覚書締結 (10/31)

 韓国で開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に併せて、グエン・ホン・ジエン商工相とシンガポールのグレース・フー持続可能性・環境大臣 兼 貿易担当大臣は30日、両国間のコメ貿易の協力に関する覚...

カンボジアでベトナム人59人逮捕、ベトナム人8000人が被害 (10/31)

 西北部地方ライチャウ省警察は28日、公安省刑事警察局やカンボジア当局と協力し、カンボジア国内でベトナム人が運営する詐欺ルートを摘発した。容疑者らは、ベトナム国内のベトナム人を狙って詐欺行為を働いて...

駐重慶ベトナム総領事館を開設、中国西部地域との連携強化 (10/31)

 中国の重慶市で29日、駐重慶ベトナム総領事館の開設式典が行われた。式典には、中国側から重慶市長の胡衡華(フー・ホンホワ)氏ら、ベトナム側から駐中国ベトナム大使のファム・タイン・ビン大使らが出席した。 ...

メガネのJINS、ホーチミンに本格進出 11月に3店舗オープン (10/31)

 アイウエアの企画・製造・販売・輸出入などを手掛ける株式会社ジンズホールディングス(JINS、東京都千代田区)グループのジンズ・ベトナム(JINS Vietnam、ホーチミン市)は、11月8日のベトナム1号店を皮切りに、...

ビンGとブオン会長一家、映画制作会社「V-フィルム」を設立 (10/31)

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)のファム・ニャット・ブオン会長は9月末、映画制作会社「V-フィルム(V-Film)」を設立した。  新会社

ベトナム航空、11月3日から搭乗ゲートで機内手荷物の超過料金徴収 (10/31)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、11月3日から搭乗ゲートで機内持ち込み手荷物の超過料金を徴収すると発表した。超過手荷物料金に関する新規則により、運航上の安全とサービ

ベトナムと英国、包括的・戦略的パートナーシップに関係格上げ (10/31)

 英国現地時間29日午後(ベトナム現地時間30日未明)、同国を公式訪問中のトー・ラム書記長と英国のキア・スターマー首相は会談を行い、両国関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げする共同声明に署名した...

中部の大規模洪水、18人死亡・行方不明 河川で歴史的水位を記録 (10/31)

 中部を襲った豪雨と洪水により、30日午前7時までに10人が死亡し、8人が行方不明となっているほか、22人が負傷した。  51軒の家屋が倒壊・流失し、122軒が損壊、12万8024軒が浸水した。  南中部地方ダナ...

スタンチャート銀、25年GDP成長率予想を+7.5%に上方修正 (10/31)

 英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、ベトナムのマクロ経済に関する最新レポートの中で、2025年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想を+6.1%から+7.5%に上方修正した。また...

25年1~10月期の海外派遣労働者数12.1万人、日本向けが最多 (10/31)

 内務省傘下の海外労働管理局(DOLAB)の発表によると、2025年1~10月期にベトナムから海外に派遣された労働者数は12万1190人で、年間計画の93.2%に達した。2025年通年は、目標の13万人を上回る見通しだ。  ...

ベトジェットとオックスフォード大学、ネットゼロの研究成果発表 (10/31)

 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)と英国オックスフォード大学はこのほど、英国を公式訪問したトー・ラム書記長の立ち会いのもと、航空業界におけるネット

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved