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外務省領事局長を逮捕、帰国者向け特別便の認可で「袖の下」

2022/02/08 06:51 JST配信
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 公安省傘下の治安捜査機関は、外務省領事局長など外務省の要職4人を収賄容疑で逮捕した。公安省事務局長 兼 報道官のトー・アン・ソー中将が1月28日に明らかにした。

 逮捕されたのは以下の4人。

◇グエン・ティ・フオン・ラン容疑者(女・48歳、ハノイ市出身):領事局長
◇ドー・ホアン・トゥン容疑者(男・42歳、ハノイ市出身):領事副局長
◇レ・トゥアン・アイン容疑者(男・40歳、北部紅河デルタ地方フンイエン省出身):領事局事務部長
◇ルウ・トゥアン・ズン容疑者(男・35歳、ハノイ市出身):領事局国民保護副部長

 容疑者4人は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航される帰国者向けの特別便の認可にあたり、「私利を図るために収賄を行った」という。ただし、現時点で具体的な違反は明らかにされていない。

 新型コロナが2020年に発生してからこれまでに800便近くの特別便が運航され、60か国・地域からベトナム人20万人以上が帰国した。この特別便に搭乗するためには、やむを得ず高額な運賃を支払い、煩雑な手続きを経なければならないという。

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