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第2回ビンフューチャー賞、「ウェブの父」ら科学者5人が大賞受賞

2022/12/22 13:52 JST配信
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 科学研究と技術イノベーションを促進して世界中の人々の生活向上を目的とする国際科学技術賞「第2回ビンフューチャー(VinFuture)賞」の授賞式が20日、ブオン・ディン・フエ国会議長の立会いのもと、ハノイ市ホアンキエム区の市民劇場(オペラハウス)で盛大に開催された。

 ビンフューチャー賞は、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の非営利組織であるビンフューチャー基金(VinFuture)が主催するもので、国籍や性別、年齢を問わず、人類共通の課題を解決するための科学研究や発明、技術イノベーションに貢献した人々に贈られる。

 ノーベル物理学賞を受賞したフランス人科学者のジェラール・ムル氏や、同じくノーベル物理学賞を受賞した英国在住ロシア人科学者のコンスタンチン・ノボセロフ氏をはじめ、権威のある科学賞を受賞した多くの世界各国の科学者に見守られる中、「インターネットを現実にした業績」により、「ウェブの父」や「インターネットの父」と称される5人から成る科学者グループが大賞を受賞した。授賞式に参加した4人がフエ国会議長から大賞を手渡された。

 大賞を受賞したのは以下の5人。

◇ティム・バーナーズ=リー(Timothy John Berners-Lee、67歳):World Wide Web(www)を考案し、ハイパーテキストシステムを実装・開発した英国の計算機科学者。
◇ロバート・カーン(Robert Elliot Kahn、84歳):インターネットのデータ転送技術の基盤となるTCP/IPプロトコルを開発した米国の計算機科学者。
◇ヴィントン・サーフ(Vinton Gray Cerf、79歳):同上。
◇デビッド・ペイン(David Neil Payne、78歳):光ファイバー通信の分野に大きく貢献し、電気通信とレーザ技術にも影響を与えた英国の研究者。
◇エマニュエル・ドゥスルヴィル(Emmanuel Benoit Desurvire、67歳):エルビウム添加ファイバー増幅器を開発したフランスの物理学者。

 5人が開発した画期的な技術を表彰する大賞の賞金は300万USD(約3億9600万円)。このほか、3つの特別賞が授与され、賞金はそれぞれ50万USD(約6600万円)となっている。

 特別賞を受賞した科学者と業績は以下の通り。

◇発展途上国科学者賞:「地下水からヒ素など重金属を除去するための低コストのろ過システム」を開発した、タラッピル・プラディープ(Thalappil Pradeep)氏(インド工科大学マドラス校教授)
◇女性科学者賞:「冠水耐性イネの新しい品種」を開発した、パメラ・ロナルド(Pamela Christine Ronald)氏(カリフォルニア大学デービス校教授)
◇新分野研究科学者賞:「タンパク質構造のモデリングに革命をもたらし、生物医学、健康、農業の進歩を加速させた人工知能(AI)プログラム『AlphaFold』」を開発した、デミス・ハサビス(Demis Hassabis)氏とジョン・ジャンパー(John Jumper)氏

 2年目となる今回は、世界71か国・地域から集まった約1000件のプロジェクトがノミネートされた。ビンフューチャー賞は、各国の科学者とベトナムの科学者の間の直接的かつ多面的な協力関係を推進し、ベトナムを世界の科学技術の新たな目的地として位置付けることを目指している。

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