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インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)の28日の発表によると、「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」で新たにトラブルが発生した。この事故により、シンガポール方面への通信容量に影響が生じている。現時点でトラブル発生の原因は分かっておらず、復旧時期も未定となっている。
AAE-1は2017年7月に運用を開始。全長2万5000kmで、ベトナムを含むアジアから中東、アフリカを経由してヨーロッパまでを結んでおり、中東とヨーロッパ方面へのインターネット接続の質の向上と、香港およびシンガポール方面への通信容量を拡張させる役割を担っている。
なお、これに先立ち8月下旬にトラブルが発生していた「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」のS9支線については、9月30日に復旧作業が完了する見通し。APGでは、6月にダナン沖のS7支線でもトラブルが発生していたが、こちらは既に復旧済みとなっている。
インターネット通信の専門家によると、現在発生しているAPGとAAE-1のトラブルによる影響は限定的なもので、ユーザーに与える影響はほとんどないとしている。
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