ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
RSS
Login
 ようこそ ゲスト様 
VietJo ID

地滑りで行方不明の115人を発見、若き村落長の英断で避難

2024/09/13 17:58 JST配信
(C)Dan Tri
(C)Dan Tri 写真の拡大.
  • 33歳村落長が災害から住民の命を救う
  • 地滑り発生を懸念で山の上に避難指示
  • 避難翌日に村落は地滑りで壊滅的被害

西北部地方ラオカイ省では、先週末にベトナム北部を襲った台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の影響で大雨が続いたことで、鉄砲水に伴う地滑りが相次いで発生しており、甚大な人的被害が出ている。各地で多くの死者・行方不明者が出る中、その奇跡の一報は届いた。

 土砂にのみ込まれて住民全員が行方不明になったと疑われていたバックハー郡コックラウ村コーバン村落(thon Kho Vang, xa Coc Lau, huyen Bac Ha)の住民115人が山の上で無事発見された。村落長バン・セオ・チューさん(男性・33歳)の賢明な判断が住民らの命を救った。

 チューさんが住む同村落内の住宅区には17世帯115人が住んでいる。8日夜から9日午前にかけて大雨が降り、村落周辺にある丘が大雨により崩壊する危険性があったため、チューさんは9日午前9時ごろに住民全員を村落から1km離れた山の上に避難させることを決定した。

 チューさんは電話で状況報告しようとしたが、通信障害により連絡を取ることが困難だった。土砂崩れも発生し、同住宅区から約4km離れたチャイ(Chay)川沿いにある別の住宅区とは連絡の手段がなかった。

 チューさんの指導のもと、村落の人々は山の上に避難。男性らは平らな場所で防水シートや竹などで14棟の小屋を建て、女性と子供たちは食事の準備や片づけを担当していた。

 不安が的中し、10日には鉄砲水に伴う地滑りが発生して村落は雪崩込んだ土砂にのまれた。大量の土砂により当局の捜索活動は難航。一時は村落ごと壊滅かと思われたが、11日昼頃になって避難していたチューさんと住民らを発見し、同日午後に避難先に食料と水を運んだ。チューさんらは、2週間分の食料と水が確保されたため、しばらくは避難先で過ごすとしている。

 なお、避難指示の際に連絡がつかなかったチャイ川沿いにある住宅区の民家5軒はすべて流され、3人が行方不明となり、2人の負傷者が出た。

[Dan Tri 00:16 13/09/2024 / Vietnamnet 20:10 12/09/2024 U].  © Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースと自社過去記事を参考に記事を編集・制作しています   利用規約   免責事項
新着ニュース一覧
ベトナムのブランド価値ランキング、ベトテルが11年連続で首位 (13:03)

 英ブランドコンサルティング会社のブランド・ファイナンス社(Brand Finance)はこのほど、ベトナム企業のブランド力を数値化したランキング「ベトナムで最も価値のあるブランドトップ100」2026年版を発表した。 ...

26年6月CPI、前月比下落 燃料安で交通が押し下げ (12:49)

 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年6月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比▲0.39%低下、前年同月比では+4.69%上昇した。  1~6月期の上昇率は前年同期比+4.38%となり、上半期としては直近5年間...

ハティン省:東南ア最大の鉄鉱山プロジェクト終了、長期中断を経て (6:46)

 北中部地方ハティン省財政局は2日、ベトナム石炭鉱産グループ(Vietnam National Coal Mineral Industries Group=ビナコミン=TKV)傘下のタックケー鉄鉱石(TIC)が投資主を務めるタックケー鉄鉱山の採掘・選鉱プ...

「サイゴン」から「ホーチミン市」へ、改名までの歴史をたどる (5日)

 2026年7月2日、旧地名「サイゴン・ザーディン」が故ホー・チ・ミン主席の名を冠した「ホーチミン市」に改名されてから50周年(1976年7月2日~2026年7月2日)を迎えた。しかし実のところ、サイゴンは統一前から一...

26年1~6月期の失業率2.22%、6月の世帯収入は安定 (6:02)

 財政省傘下統計局(NSO)のデータによると、ベトナムの労働市場は安定的に推移している。2026年6月の世帯調査では、大半の世帯が収入は横ばいまたは増加したと回答したほか、1~6月期全体でも就業者数や平均月収...

ホーチミン:自動運転車の試験走行開始、国産技術を活用 (5:46)

 ホーチミン市で2日、自動運転車(無人運転車)のサンドボックスを活用した試験運用が開始された。  同プロジェクトは、ホーチミン市第4次産業革命(インダストリー4.0)センター(HCMC C4IR)、クアンチュンソフ...

ベトナム産ティラピア、寿司・刺身用として日本へ初輸出 (5:08)

 南部メコンデルタ地方カントー市の水産加工会社ベトナム・クリーン・シーフード(Vietnam Clean Seafood)は7月、寿司・刺身用としてティラピアのフィレを日本に初めて輸出した。製品の高付加価値化に向け、約6か...

タイグエン省:集中型デジタルテクノロジー団地を着工 (4:34)

 東北部地方タイグエン省のバンスアン街区(phuong Van Xuan)とディエムトゥイ村(xa Diem Thuy)で2日、イエンビン集中型デジタルテクノロジー団地の建設が始まった。  サ

日系お土産ブランドのスターキッチン、バンコク出店で海外初進出 (3:30)

 ベトナム発の日系お土産ブランド「スターキッチン(STAR KITCHEN)」は7月、タイのバンコクに海外初進出となる直営店をオープンする。  スターキッチンは2013年にホーチミン市で創業し、現地の食文化と日本品...

バリュエンス、ブランド買取専門店「ALLU」をハノイにオープン (2:43)

 ブランド品や貴金属などの買取・販売を手掛けるバリュエンスホールディングス株式会社(東京都港区)が展開するブランド買取サービス「アリュー(ALLU)」は4日、ハノイ市に新店舗「アリュー・ハノイセンター(ALLU ...

友人・恋人の夜間宿泊の届出を義務化、7月の法改正で (4日)

 ベトナムでは2026年7月1日から、親戚や友人、交際相手などが自宅に宿泊する場合、夜間滞在の届出を行うことが義務付けられた。これは、治安・秩序に関する10の法律の一部を改正・補足する法律第118号/2025/QH15...

ベトナムとEFTAの自由貿易協定交渉が妥結、関税削減へ (4日)

 ベトナム政府と欧州自由貿易連合(EFTA)は2日、ベトナム・EFTA自由貿易協定(FTA)の交渉が妥結したと発表した。この協定は、関税の撤廃や削減を通じて、ベトナムとEFTA加盟4か国(スイス、ノルウェー、アイスラン...

米スタバ、ベトナムでミルクティー発売 タピオカ追加も (4日)

 米コーヒーチェーン大手のスターバックス(Starbucks)はこのほど、ベトナム進出から13年余りを経て、ベトナム市場向けに独自開発した同社初のミルクティーシリーズの販売を開始した。  新商品は、ブラックテ...

ジャパンベトナムフェスティバル、ホーチミンで27年2月開催 (4日)

 ベトナム最大級の日越交流イベント「第12回ジャパンベトナムフェスティバルinホーチミン」が、2027年2月27日(土)と28日(日)の両日、ホーチミン市で開催される。 規模を拡大して開催  JVFは、日本とベト...

26年6月の貿易収支▲26.4億USD、年初から6か月連続で赤字 (3日)

 財政省傘下統計局(NSO)が発表した統計データによると、2026年1~6月期の輸出入総額は前年同期比+27.1%増の5496億8300万USD(約88兆5000億円)に達した。国内生産の回復に伴う輸入の伸びが輸出の伸びを大きく上回...

越日・日越辞書(8万語収録)
©VIETJO ベトナムニュース 2002-2026 All Rights Reserved