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- 出会いから結婚式まで35年間一途の愛貫く
- 結婚式当時の花婿は54歳、花嫁は55歳
- 2人のラブストーリーは憧れの逸話に
北朝鮮人の妻とのおとぎ話のような恋愛で、かつて人々の感動を巻き起こしたファム・ゴック・カインさんが26日、死去したことが分かった。77歳だった。
元文化スポーツ観光次官でベトナム・北朝鮮友好協会会長のブオン・ズイ・ビエン氏が、この情報が事実であることを確認した。
カインさんと北朝鮮人のリ・ヨン・フイさんは1967年に出会ってから2002年にハノイ市で結婚式を挙げるまで35年間、一途の愛を貫いた。当時、花婿は54歳、花嫁は55歳になっていた。
2人の出会いは、カインさんが1967年に北朝鮮の大学に留学した時に始まる。カインさんが実習中の肥料工場でフイさんを見かけ一目ぼれしてアタック。2人は愛し合うようになった。
カインさんは1973年にベトナムに帰国。1978年に北朝鮮を再度訪れてフイさんに会ったが、結婚が認められる状況ではなかった。その後、カインさんはフイさんとの結婚を実現させるために、さまざまな働きかけを行った。
その結果、2人は2002年に北朝鮮のベトナム大使館で再会を果たして結婚式を挙げ、ベトナムでも結婚式を開いた。
その後、2人はハノイ市のタインコン集合住宅区の小さな住宅で暮らしていた。今でも2人の美しいラブストーリーは人々の憧れる逸話となっている。