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- 「サメの顎」ビルがついに取り壊し開始
- 市のランドマークとして長年親しまれる
- 取り壊し後、広場に地下3階の空間を建設
ハノイ市ホアンキエム区ディンティエンホアン(Dinh Tien Hoang)通り7番地の商業ビル、通称「サメの顎」の解体工事が5月25日朝から始まった。周囲はフェンスで仕切られ、現在は内装解体と設備撤去が行われている。ビルの解体工事は6月中に完了する見通し。
「サメの顎」ビルは1991年から1993年にかけて建設された、ドンキンギアトゥック広場とホアンキエム湖に面した6階建てのビル。2~5階にレストランやカフェが入居し、6階からはホアンキエム湖を一望できるため、特徴的な外観も相まって人気の観光スポットとなっていた。
市民や観光客の間で長年にわたって親しまれてきた「サメの顎」ビルだが、ドンキンギアトゥック広場エリアの改修・美化計画の一環で、取り壊しが決定。ビルの取り壊し後は、同広場の地下に、文化スペース、商業施設、駐車場などの機能を持つ地下3階の空間の建設が予定されている。
なお、市は当初、4月30日までにビルを取り壊す計画だったが、解体工事が延期となっていた。