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- 6日午前にベトナム北部上陸へ
- 強い勢力に発達してベトナムに接近中
- ベトナムでは9月下旬から台風襲来続く
2日午前、フィリピンの東で新たな台風(アジア名:マットゥモ、日本では台風21号)が発生した。マットゥモは西北西に進んでおり、このまま行くと、6日午前にベトナム北部に上陸する可能性がある。
日本の気象庁が発表したデータによると、マットゥモはベトナム時間3日午前7時の時点で、フィリピンの東に位置しており、1時間に20kmの速さで西北西へ進んでいる。現在の中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/s、最大瞬間風速は45m/sとなっている。
マットゥモは3日午前にフィリピンのルソン島に上陸・通過して南シナ海に到達し、ベトナムで台風11号になる見通し。マットゥモはこの後も西寄りに進み、強い勢力に発達して、中国の華南やベトナムに接近する可能性がある。
マットゥモは10月に入って最初の台風となるが、ベトナムでは9月下旬から立て続けに台風が襲来しており、北部から北中部にかけての広い範囲で洪水や地滑りなどの被害が出ている。特に9月末にベトナム北中部を襲った台風10号(アジア名:ブアローイ、日本では台風20号)は、2日までに死者36人・行方不明者21人という甚大な被害を出し、多くの家屋が倒壊・浸水した。