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- 小型の簡易宿泊施設のような形態が増加
- ハノイ市の冬は寒く、夏は厳しい暑さ
- 快適空間で体力回復、生活拠点とする運転手も
目立った看板もなく、狭い路地の奥にひっそりと佇む充電ステーションを兼ねた休憩所は、ハノイ市の電動バイクタクシーの運転手にとって、「第2の家」となりつつある。運転手たちは、ここで充電できるだけでなく、多忙な日々の合間に仮眠をとることができる。
ある日の午後5時、ハドン街区の路地裏にあるD氏が営む休憩所には、外の厳しい寒さとは対照的な暖かい空間が広がっていた。1階は数十台の電動バイクが充電できる充電ステーション、2階は運転手が仮眠をとるための休憩スペースとなっており、毛布やエアコンが備え付けられている。
地元メディアの報道によると、2025年末の時点で、こうした民間の休憩所 兼 充電ステーションは市内に約20店舗ほどあり、ハドン街区やホアンリエット街区、タインスアン街区などに集中している。ホーチミン市にあるような充電ステーションを兼ねたハンモックカフェとは異なり、ハノイ市の施設は、小型の簡易宿泊施設のような形態となっている。ここでは、2万~3万VND(約120~180円)の料金で、就寝スペースやWi-Fi、シャワーとトイレが利用できる。
D氏によると、カフェ形態から宿泊も可能な休憩所形態に移行したことは、北部の運転手たちのニーズに合わせたものだという。ハノイ市の冬は寒く、夏は厳しい暑さとなる。充電が完了するまで、快適な空間で体力を回復させたいという運転手たちの声を聞き、D氏は昨年10月に同モデルを導入した。
常連客のH氏(男性・35歳)は、「以前は日中の充電に2~3時間かけて、無駄な時間を過ごしていた。充電中、道端の屋台をぶらついたり、ショッピングモールで寒さに耐えたりしながら、盗難を心配してバイクを見張っていたが、ここでは充電中に安心して休むことができる。お金はかかるが、目覚めたときは気分爽快、体力満タンで夜もフル稼働で働ける」と語った。
充電ステーション 兼 休憩所は、ドライバーたちの交流の場にもなっている。遠方から来たドライバーたちは、宿泊料金の5万5000VND(約330円)を支払って、ここを生活の拠点にしている者もいる。施設には必ずスタッフが待機しており、充電が終わると、充電器を抜くので、長時間充電によるバッテリーの過熱を防ぐことができ、より安全に過ごすことができる。
また、これらの施設では、近所に住む大学生や労働者も夜間に電動バイクを預けて充電している。寮や借家で充電するよりも余分に料金が発生するが、電動バイクの充電を嫌う家主とのトラブルを避けるため、他に選択肢がないという。専門家はこうした施設について、指導・監督・認可する法的根拠が存在せず、一時的な解決策に過ぎないとしており、適切な管理がなければ、バッテリーの爆発や火災発生のリスクは常に存在すると指摘している。
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