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トゥエンさんが黙々と墓地の整備を進めるのを見て、疑いはやがて賞賛に変わっていった。チュックフン村やその周辺の住人は、無縁遺骨発見の情報を得ると、すぐに彼に知らせるようになった。こうして徐々に数が増え、4年が経った今では無縁墓地の墓は1500基以上になってほぼ満杯状態となり、別の場所を探す必要が出てきている。
無縁墓地を訪れる人も多くなり、自分の親族と分かったから引き取りたいという申し出や、彼の仕事を支援しようと援助の申し出をする人もいる。しかしトゥエンさんは頑としてこれを拒否している。墓地を作り始めた時に決めた、一度ここに埋葬したら他に移さないという原則を大事にしたいからだ。
トゥエンさんにとって無縁墓地を作ってさまよう魂が落ち着く手助けをする事は、喜びなのだという。また、自分では前世の借りを返しているだけで、特別な事をしているとは思わないと話す。彼は無縁墓を探しに出かける日以外は、今も毎日墓地を訪れて線香を手向けている。
・ 「死者の骨を洗う」プロ、生きている人に心の安らぎを (2014/08/24)
・ 「母親が死ねば赤子も道連れ」、ベトナムに残る恐ろしい風習 (2013/10/20)

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