ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

ヌクマム、石鹸、歯磨き粉…今に残る懐かしのブランド

2015/05/31 06:07 JST配信

ビックチー(Bich Chi)の米粉

「ビックチー」は乳児向けの米粉で、1960~1990年台にお馴染みだったもの。販売のピークは1970~1975年で、ホーチミン市からメコンデルタ地方、南中部地方まで広く用いられた。現在に至るまで多くの人に好まれているが、スイスのネスレ(Nestle)、ビナミルク[VNM](Vinamilk)などの大企業との競争には苦戦している。

チュックバック(Truc Bach)のビール

1957年、「ハノイビール工場」が稼動を開始。1958年8月15日、最初のビールが誕生し、「チュックバック」と命名された。しかし1980年代に入り、国にとって厳しい時代が来ると、高級なチュックバックビールは人々の手に届かないものとなり、生産は停止となった。2010年にハノイビール・アルコール飲料総公社(HABECO=ハベコ)が再販を始めた。

ランハオ(Lan Hao)のシャンプー

かつて「ボーケット(Bo Ket)」と呼ばれる植物を原料としたシャンプーが代表的な商品だったランハオ社は、化粧品ブランドの王座を維持していた。1968年、「トラカオ(Thorakao)」というボーケットのシャンプーが南部で広く販売され、カンボジアにも支店を出して東南アジア全域に販路を拡大した。現在も商品は存在するものの、海外メーカーに押されて市場の中心からは遠く離れてしまい、主にカンボジアへ輸出されている。

ザラン(Da Lan)の歯磨き粉

1993年から1994年にかけて台頭し、国内で70%のシェアを占めた。しかしその後、創業者のチン・タイン・ニョン社長が米国のコルゲート・パーモリーブ(Colgate Palmolive)に300万USD(約3億7000万円)で会社を売却。2009年にインターナショナル・コスメティクス社(International Cosmetics=ICC)に所属したまま、再びニョン氏の手によってベトナム市場に戻ってきた。

前へ   1   2   3   次へ
[Ngoc Lan, Zing, 06:36 24/04/2015, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
国防省、全国のドローン飛行禁止・制限エリアを公表 (17:28)

 国防省は15日、全国の空域におけるドローンなどの無人航空機およびその他の無人機の飛行禁止エリアと飛行制限エリアを公表した。  飛行禁止・制限エリアの詳細は、専用ウェブサイト<https://ca

国会、改正法人税法を可決 10月1日施行 (14:17)

 国会は14日、改正法人税法を賛成多数で可決した。同法は2025年10月1日に施行される。  今回の改正では、企業が複数の異なる優遇措置の対象となる場合、「最も有利な優遇措置」を適用することを原則とする規...

ECショッピー、7月から全国で商品送料無料プログラムを開始 (13:48)

 シンガポール系電子商取引(eコマース=EC)プラットフォーム「ショッピー・ベトナム(Shopee Vietnam)」は、7月1日から全国で商品送料無料プログラムを開始する。  対象は15kg未満の商品で、都市部・地方を問...

世界のベトナム人街を訪ねて【プラハ編・後編】 (15日)

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は

韓国IT素材メーカー、ハイフォンに負極材向け材料工場を設立 (13:20)

 韓国のIT素材メーカーであるイノックス(INNOX)の子会社で、車載用二次電池関連製品を製造するイノックスエコエム(INNOX Ecom)は、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で負極材用一酸化ケイ素(SiO)工場を竣工した。 ...

ベトナム、BRICSのパートナー国に正式承認 10か国目 (6:19)

 ベトナム外務省は14日、ベトナムが新興経済国グループ「BRICS」のパートナー国に正式承認されたことを明らかにした。発展途上国の声や役割を高め、国際協力と包摂的な多国間主義を推進することを目的としている...

ベトナムとスウェーデン、科学技術などで戦略的パートナーシップ (6:03)

 スウェーデンを公式訪問したファム・ミン・チン首相は現地時間13日、同国のウルフ・クリステション首相と会談し、両国関係を科学技術・イノベーション分野における戦略的パートナーシップへと格上げすることで...

第8回ベトナム語検定、過去最多の917人が受験 1級も初実施 (5:50)

 特定非営利活動法人日本東南アジア言語普及交流協会(J-TAG)は15日、日本外国語専門学校で第8回「実用ベトナム語技能検定試験(ViLT)」を実施した。今回の受験者数は917人で、過去最多を更新した。  同試験は...

ベトナム航空、ロンタイン空港で航空サービス関連施設2案件を着工 (5:28)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は15日、傘下の2社とともに、東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港の航空サービス関連インフラ案件2件の着工式を開催した。投資

ベトナムの「低炭素米」、日本に次いでオーストラリアにも輸出へ (4:13)

 南部メコンデルタ地方カントー市のチュンアンハイテク農業[TAR](Trung An Hi-Tech Farming)は、5月に日本市場に「低炭素米(low carbon rice)」500tを輸出した。これに続いて10月ま

東ソー、ベトナム子会社を設立 27年春に稼働予定 (3:51)

 総合化学メーカーの東ソー株式会社(東京都中央区)は13日、同社100%出資のベトナム子会社「トーソー・ベトナム・ポリウレタン」を2024年4月4日付けで東南部地方バリア・ブンタウ省第3フーミー特別工業団地に設...

第4回日越海洋協議を開催、海洋秩序の維持で緊密に連携へ (2:49)

 13日、第4回日越海洋協議が東京で開催された。今回から局長級に格上げされ、日本側から柏原裕外務省南部アジア部参事官、ベトナム側からチャン・バン・トゥイ外務省国家国境委員会副委員長などの関係者が出席し...

デジタル技術産業法を可決、デジタル資産とAIの法的根拠を制度化 (16日)

 国会は14日、デジタル技術産業法を賛成多数で可決した。同法は2026年1月1日に施行される。これにより、デジタル資産と人工知能(AI)に関する法的根拠が初めて制度化された。  同法の対象となるデジタル資産...

国会、改正特別消費税法を可決 加糖飲料も対象に (16日)

 国会は、改正特別消費税法を賛成多数で可決した。同法は2026年1月1日に施行される。  同法によると、加糖飲料については、ベトナム国家基準における清涼飲料水の定義に該当し、糖分が100mLあたり5gを超える...

国会、憲法改正の決議採択 7月1日から地方自治体を2層構造に移行 (16日)

 国会は16日、憲法の一部条項を改正・補足する決議を採択した。同決議は即日施行された。  決議によると、地方自治体は6月30日をもって郡レベルの行政区(省・中央直轄市傘下の市、区=quan、郡=huyen、町=...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved